神社のようなカフェ
二年ぶりのマメヒコ
お昼は朝撮りの野菜とキーマカレー。
少し高いけど、すっごくおいしい。
食べ始めてしばらくしたら、足からぽかぽかになって、幸せすぎてほとんどほほえみながら食べていた。
コロナの影響か、お客さんは三人ほどしかなく、
とても落ち着いていた。ぼーっとしてる間に、食材の下ごしらえの音、コーヒーマシーンの音がしていた。
ホームページ見たら、店主は神社のようなカフェを目指しているそう。人が入ったらホッと落ち着ける場所。
そのためか、コロナでピリピリしておらず、いつものように、店員さんの素敵な笑顔と心地良いノイズや音楽、ゆったりとした空気が場を優しく包む。
渋谷という都会のど真ん中、当たり前のような流れからそっと離れ、ひと息つけるような場所があること、本当にありがたい。
帰りにフリーペーパーを頂いた。
そこに店主のコロナや経営に対する考えが書かれていた。
彼らも自分なりに対策はしているが、世間一般と
違い、マスク消毒検温アクリル板一切なし。ウイルスや健康に対する捉え方や情報源が違うから。
そのために、疑いや非難を多く浴びたという。
ただ、いくら言われても、自分たちの考え方とやり方を淡々と貫き、口論せず「はいそうですね」と受け流しているそう。
激しく流れる川の中の石のように、
「ただそこにいる」だけでどれくらい難しいことだろうか。
マメヒコのようにやりたくてもできないお店をたくさん見ていて悲しい。だからと言って対策を厳しくするお店が間違いということでもない、その方が安心できる人もいるので。
違う情報源を持っていれば、当然違う行動をする。
ただ、あまりにも暴走しすぎた感染対策に疑いを持つという反応は至って正常だとも思う。
一つだけの正しさが容易に押しつけられるこんな時代だからこそ、それでも流されずに、静かな神社のような存在・在り方を応援したいと思うし、自分のやりたいようにやれるお店がこれからも増えていってほしいなと心底思う。