〜神さまはハーレーに乗って〜
この本(文庫本)1999年に発行されている
18歳の頃だ
本屋で次は何をよもうかと本棚をぷらぷらとあるいていた
時々気になる本があったら手に取ってみて冒頭1.2ページに目を通してみる
そんな中の一冊がこの本だった
天使が描かれた表紙と本の題名にひかれて手にとってみたのだ
’’神様……⁇
ハーレーってあのバイクのハーレーダビットソン?
脳内は???状態だった
どんな本なんだろうといつものようにそのままぱらぱらとページをめくり冒頭を読んでみた
…文体も言葉のテンポもなんかよいなぁと思い軽い気持ちで購入してみた
それから…
大学生の頃
上京し就職した頃
仕事で行き詰まった時
サーフィンをはじめて海のある街に引越しをした頃
転職をした時
旅先で
……
気がついたら
なんとなくふと読み直したくなって本を開いていた
そしてその度に
生活の中でいつしか忘れてしまっていたことを
そっと寄り添うように大切なことを思い出させてくれる
ストーリーとしては
モーゼの十戒をさずけたイエスキリスト
一向によい方向に向かうことをしない世界に対して、たくさんのひと全てにフィットする十戒をつくるのは難しい、あの方法はいささか乱暴だったと反省し、ひとりひとりにあわせ現代にもフィットしたシンプルでわかりやすい教えを実際に体験させながら教えていくことにしたという
そして今回は君の番だよと主人公のもとへとやってきた
主人公に教えを伝えるためにはまずは自分のことを受け入れてもらわねばならないと
夜のビーチで時をとめ
月のスポットライトを浴びて
ハーレーに跨った白T姿のイケメンの男として登場する
今どき白のローブに荊の冠、サンダル姿じゃだれもふりむかないだろう?といいながら
………
こんなイケメンの神様なら私もいろいろ教えてほしい〜と思う!笑
だけどまぁ、
そんなイケメン神様と夏の夜のビーチで
印象的な出会いがなくともストーリーの中にでてくる教えというのは実はとてもシンプルで分かりやすい
生活の中でちょっと意識しているだけでもできそうなところが気に入っている
私はふとした時に読み返しては、
あ、そうだこういう気持ちわすれちゃってたな
ここは自然とやってたなぁ
など思い返してはまた日常にもどっていく
この本を次に開く時はどんな時だろうか
そんなことを思いながらまたそっと本を閉じる
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