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『どうしても頑張れない人たち』を読む②

前回は こちら↑

昨日 読んだページ数:7~10P

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①印象に残った点

・筆者が高校を中退した少年に話を聞いた過去を語る。その少年を含め、学校に行けない もしくは行きたくない理由がある生徒は多い。そして先生 含め学校側も そう言った生徒がいることを分かっていながら、彼らを支援せず「学校に来れない」=「頑張れない/不真面目」と考え、退学させて見放してしまう現実を知る。

・そう言った現実のある今の世の中には「怠けている(ように見られてしまう)人達に こそ支援を」という のが大きな課題になっている。頑張れない人達も「社会に受け入れられたい」、「周りの役に立ちたい」と思っている。

・しかし 一口に「支援する」と言っても、それは簡単な ことでは ない。支援の仕方、工夫の仕方は対象となる人によって様々。一方で支援する側の立場、例えば そう言った支援をする職に就いている人だけでなく、家族や友人、学校の先生、会社の上司なども 考え方や場所の状況によって大きく変化する。また その人のためにと思ってやったことが結果的に その人の やる気の妨げになる場合もある。

・故に支援の失敗は必ず起きる。しかも一回や二回では終わらないかも知れない。だが大事なのは何度 失敗しても彼らを見捨てず、彼らが「頑張れる人」になれるよう取り組む姿勢が必要なのだ。本書では、「工夫の仕方」の他にも「その際に気を付けなければ ならない ことは何か?」と言うことについても考える。

②自分が感じた こと

○学校側が生徒の事情を知っていながら、それを見え見ぬフリをするという所が、ニュースでも度々 取り上げられている「いじめ問題」に近い と感じた。いじめ により不登校や精神的ストレスで病気に なってしまう くらい、助けを求めている生徒がいるのに、学校側は その人に歩み寄ろう としていない/理解しようと せず その事実を隠そう としている のだ。これでは その生徒が学校に行けなくなる のは当然だし、学校に来れない彼らを一方的に締め出すのも おかしい。

○支援の仕方は本当に千差万別だ。ある所では その支援で上手く行っても、他の所では上手く行かない かも知れない。つまり支援される側=「頑張れない人達」の支援に答える力や根気も必要だが、支援する側も相手の状態に合わせて適切に対応する力、もし失敗したら一つのやり方に固執せず別の やり方を考えられる柔軟さ を大切にしなくては ならない。双方がバランスを取り合い、お互いに意見を尊重し合ったり することが真の支援だと思う。

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今回は ここまで。

次回は8/20(金)更新予定。

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