「こみゅリポAdvent Calendar 2020」についてと、Tonamelのコミュニティマネジャーになった1年の振り返り
こんばんは。さとけんと申します!
普段は鎌倉にあるインターネット企業で、『Tonamel』というトーナメントプラットフォームのコミュニティマネジャーをやらせてもらっています。このnote自体はスマブラプレイヤーとしての活動を記すことをメインに不定期に執筆していますが、今回は僕が色んなゲームタイトルのコミュニティの人とやっている"こみゅリポ"というイベントの番外編として行われる"こみゅリポAdvent Calendar 2020"の1日目として書かせていただくことになりました。
今回、僕の記事では今回のイベントのイントロダクションとしてイベントを始めた経緯とかを書くのと、コミュニティマネジャーになった1年の振り返りを書いてみたいと思います。
ですが、色々と書く前に「さとけんって誰やねん」「Tonamelって、こみゅリポってなんやねん」っていう方いらっしゃいますよね。大丈夫です。まずは、そのへんから順を追って説明していきます。
まず『Tonamel』とは
Tonamelはゲームを始めとした、トーナメントのエントリー〜進行の管理までを行えるプラットフォームです。コミュニティを盛り上げてくれている主催者さんの様々な負担を減らし、「力」となりたい、そんな想いから2017年に「Lobi Tournament」という名前で生まれ、2020年から「Tonamel」というサービスに名称変更を行い、Lobiユーザーに限らず様々なアカウントを用いて利用登録ができるようになりました。
現在は、スマホ対戦ゲームを中心に、コンシューマー/PCの対戦ゲームの他、スポーツチャンバラの大会なんかでも使われていたりします。
『さとけん』とは
冒頭にも書かせていただきましたが、僕はTonamelというサービスで「コミュニティマネジャー」というお仕事をさせてもらっております。簡単にいうとTonamelの利用者を中心とした「コミュニティ」と言われるものを作り出すために
①利用者拡大の為のマーケティング
②Tonamelのユーザーに限らず大会の成功に向けて「主催者」さんの力となれるように、導入〜利用のサポートや大会運営に関わる困りごとを一緒に解決
③主催者同士の繋がりを深める
といったことをやらせてもらっています。あとは、時間があればひたすらスマブラをやっていて、気がつけば世界戦闘力が831万になっていました。(スマブラについて気になる方は、他のnoteを読んでみてください)
『こみゅリポ』とは
『こみゅリポ』はいろいろなゲームコミュニティのイベント主催者が集まって、ゲームコミュニティの魅力や謎を、プレゼン/ディスカッションを通じて明らかにしていくというイベントで、現在は月に1回程度のペースで現在はオンライン(Twitch)で行われています。
僕がTonamelのコミュニティマネジャーとして色んな主催者さんの困りごとと向き合う中で「それだったら、あのタイトルのコミュニティでこんな取り組みをしていましたよ」みたいに、主催者さんが悩んでいることの多くが、他のゲームタイトルのコミュニティで既に解決されていたり、成功していたりすることに気づき、それを1人1人に個別に伝えていくのではなく、主催者さん同士を繋げていけば良いのではないか、多種多様なタイトルに利用されているプラットフォーマーだからこそ出来ることなのではないかと思い、スタートさせました。
『"こみゅリポAdvent Calendar 2020"』について
今回は、Tonamelのコミュニティマネジャー、こみゅリポを通して繋がった主催者さんや広くゲームイベントに関わられている方々が12/2〜12/25まで
・大会/イベント運営で心がけていること
・みんなに知ってもらいたいノウハウ
・おすすめのツール
・自分が所属しているコミュニティの紹介
…etc
といったテーマで、1日1記事づつ公開していきます。これだけ、様々なタイトルの方々が一度に集まるイベントは中々無いと思いますので、皆様是非お楽しみに。まだ12月後半の枠も募集しているので、自分も参加したいな〜と思ったら是非ご参加ください。
最後に、コミュニティマネジャーになった1年をしみじみ振り返ってみる
僕は2020年に1月からTonamel(当時は、Lobi Tournament)を担当させてもらっています。
それまでの5年間ほど、人事部で採用の仕事をさせてもらっていて、採用の責任者としてほぼ全グループの中途/新卒採用をやっていたり、社外でも採用のアドバイザーをしたり、イベントやビジネススクールで講演したり、NewsPicksのプロピッカーとして執筆とかもしたりと、今後のキャリアも採用のスペシャリストとしてやっていく気満々でした。
ですが、2019年の後半くらいから人事部長のポジションを引き継いでっていう話になったのですが、採用から人事全体まで守備範囲に広げた時に、会社をより良くしていくいけるイメージがあんま無いんだよなーという感じもしており、そんな時に、今のTonamelのプロデューサーから声がかかり、人事で部長をやるか、他の会社で採用の仕事を続けるか、心機一転Tonamelに異動するか、の3択でした。
で、結局Tonamelに異動することにしたんですが、3つを比較してTonamelが魅力的に感じたとかではなく、当時、父が末期の癌で治療を続けて3年目くらいで、闘病のサポートのために頻繁に実家に帰っていたり、体調が崩れる度に病院から呼び出されてみたいな状況でして、この状況で転職しても入社早々仕事が出来なくなるなんて事もありうるし、そういうことを考えるとこの状況を理解してくれている今の会社に残った方がいい、でも人事部長は嫌だ!そんな感じで消極的な異動でしたよ。実は。
ちなみに、人事部長の引継ぎを断られたという話を、当時の人事部長がnoteに書いています
異動が決まった当初は、リリースして3年近く経つのに月間で100大会あるか無いかのサービスだったし、当時、スマブラに真剣に取り組み始めたとはいえ、引き続き、ゲームやゲームコミュニティに対してそんなに強い想い入れがあるわけではない。そんな自分が果たして、サービスを成長させることが出来るのかと不安があったのですが、ある時ふと思い立って、自分でゲームの大会を企画してみることにしました。当時、リリースされたばかりのポケモンタワーバトルというゲームで、今トーナメントを開催すれば日本最速開催になるんじゃないか。そんなことを考え、ワクワクして企画の準備〜当日の開催までをやってみたんですよね。当然、Tonamelを使って。
それが、やってみるととにかく楽しかった。
「自分の仕事はこういった光景を世の中に沢山生み出すってことかも」
ただ、一方で準備がとにかく大変だった。ルールづくりもスムーズな進行も当然、自分に出来るわけがない。「主催者ってこんな大変な想いをしているのか」と、自然と主催者さんへの尊敬の気持ちが高まってきたし、そういった人たちの力になる仕事なのかーと、大会を終えると自然とやりがいみたいなのが溢れていました。
そこから、僕の新しいキャリアはスタートしました。
それから、今現在、Q(3ヶ月間)で1814大会行われるサービスにまで成長することが出来ました。また、僕がTonamelを担当し始めた当時は、デジタルカードゲームでの利用がほとんどでしたが、現在では、スマホ/コンシューマ/PC問わず様々な対戦ゲームで利用されるようになりました。
ですが、この1年、順調に成長を重ねてきた訳ではありません。仕事を始めて、色んな主催者さんとコンタクトを開始しましたが
「機能が足りなさすぎるし、利用が広がっていくことは無いと思うよ」
みたいな、意見をもらう事も多々。ですが、コミュニケーションを重ねて本当に困っていることを突き詰めていくと、Tonamelでしか解決できないものが見えてくる。そうすると利用する価値を見出してくれる。利用してみて、参加者から良いフィードバックを得ることが出来て、信頼が生まれる。信頼が生まれれば、将来に対する期待が生まれ、継続的な利用に繋がる。継続して利用してもらえれば、利用当時足りていなかった部分も届けることができる。そうして、信頼が積み重ねていける。
そういった、地道なコミュニケーションをこの1年間重ねることで、なんとかここまでやってきました。
そこまで頑張ってこれたのも、異動前の年末に、自ら大会を企画/実施してみることで
「大会というものが生み出す景色は素晴らしいものである」
という、共感が生まれたからこそだと思います。
Tonamelに異動してから現在まで、主催者さんとお話するだけではなく、コミュニティ大会にスタッフとしてお手伝いさせてもらったり、時間があればプレイヤーとして大会にも参加しています。
そもそも自分たちで使ってみないと分からないことが多すぎるし、利用する人たちと同じ目線、というか同じ時間を共有することがより良いサービスづくりに繋がると思うので、初心を常に忘れずにサービス作りに励んでいきたいなーと思っています。
そんなことを思っていたら、Bonanzaさんに書いてもらったTweetを思い出しました
ありがてぇ。
また、こみゅリポのような活動を通じて、主催者さん同士の繋がりを深め、Tonamelを取り巻くコミュニティ全体の発展に貢献し続けられればなと思っています!
では、さとけんによる、Advent Calender1日目は以上です!
明日は、UNDER NIGHT IN-BIRTH Exe:late[cl-r]の大会を主催する、水無月さつきさんです!
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