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輪行での帰郷

 長崎に帰郷して、離島に帰還した。
 船に乗る直前にはBROMPTONに荷物が満載になっている。
 まだまだ積む余地はありそうだけど。

 この自転車は本当に頑丈だと思う。
 気がつくと12年という年月を経てきている。定期的にメンテナンスと部品交換していけば、いつもの乗り味が戻ってくる。ブレーキもタイヤも二回交換した。離島ではこの小径車で25Kmの周回コースを毎日走っている。

 購入を悩んだいた頃に、「あれはもうアガりの自転車だから、買っておいた方がいいよ」と友人にアドバイスされた。飽きっぽい私がいつまでも乗り続けることが出来るのは、こうしたJRやフェリーでの輪行が身近になることだと思う。
 
 自動車のトランクに積んでいくのもいい。
 さっさと駐車場に停めておいて、車では見過ごすような路地もこれは縫っていける。丁寧に街の空気を味わえる。

 帰宅時には旅情の高揚感と、荷物を満載に孕んでいる。
 

 
 
 
  

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