2/28 今日の日本史用語(15個)

勝部遺跡:大阪府豊中市の弥生時代の遺跡。身体に多くの矢を受けた戦士らしい男が葬られた墳墓が見つかった。

海北:倭王武の上表文に「渡りて海北を平ぐること九十五国」とある。朝鮮半島のことを指すと考えられる。

飛鳥浄御原律:天武天皇が編集を命じ、689年持統天皇の時に施行された令が飛鳥浄御原令。これと同時期に編集が開始されたと言われているが、完成には疑問がある。

勅封蔵:正倉院宝庫は聖武天皇の遺宝など数千点を蔵し、開閉に際しては勅命が必要であったことからこのように呼ばれた。

商人の主領:11世紀に成立した『新猿楽記』に、東は「俘囚の地(奥州)」から西は「鬼海の島(九州)」に及ぶ活動を行い、唐物や日本のたくさんの品々を取り扱ったとして記されている。

四条畷の戦い:1348年、楠木正行(南朝)と高師直(北朝)による河内四条畷での戦い。楠木正行が敗れて敗死した。

筑紫道記:宗祇(1421~1502)による山口から大宰府への旅行記。

関東・奥惣無事令:1585年の秀吉の関白就任後、九州で惣無事令が出され、翌年に関東・東北の全領域に及んだ。小田原攻め(1490)は後北条氏がこの命令に反したことを理由とした。

将軍上覧相撲:1791年、11代将軍家斉の治世に初の将軍上覧相撲が江戸城吹上庭で挙行され、その後も行われた。これにより相撲に格式と権威が与えられ、娯楽の花形となった。

一丁ロンドン:明治末期から大正初期にかけ、丸の内では陸軍省から土地の払い下げを受けた三菱が次々とビルを建設したことからこのように呼ばれた。

生活教育:大正期の自由教育運動の流れをくむ。生活とかけ離れた単なる知識の習得に陥った観念的教育に対し、生活と結びついた教育を主張。

三国同盟祝賀会:1940年9月、日独伊三国同盟条約がベルリンで調印された日、東京で松岡洋右外相、オットー駐日ドイツ大使が出席して開催された。

天皇の戦争責任:1946年5月に始まった極東国際軍事裁判で連合国の1つ、オーストラリアから天皇の戦争責任を問う声があった。しかしGHQは占領政策遂行に天皇を利用することを決めており、日本の国民感情も考慮し、天皇は戦犯に指定されなかった。

新保守主義:1993年6月、自民党内の改革フォーラム21が新生党を結党した際に唱えられたスローガン。

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