見出し画像

ザトウクジラ


職場のパソコンの壁紙をちょくちょく変える。だいたいはネットで探してきた風景写真である。

北米大陸の砂漠
ウガンダのコーヒー畑
スコットランドのパインツリー
南洋のどこまでも澄んだ海
ステップ気候の草原
夕暮れの波打ち際
南米大陸の寂寞とした地平線

いつもそうやって(自分にとっては)世俗から離れた画像を選ぶ

今日はアラスカの海原で跳躍するザトウクジラをいくつか探して、壁紙とロック画面に設定した。

写真家の星野道夫のことばを、うろ覚えのまま記す。

今こうしてあわただしく働いている間にも、アラスカの海ではクジラが跳び跳ねているかもしれない。そのことを意識するかしないかは、天と地ほどの差がある。

もう一度いう、うろ覚えである。

役に立たない文章だなと思うが開き直ることにする。

このクジラの姿は
写真でさえこれほど心を打つのだから、実際に目の前にしたらどれほど感動的だろう。

夕日を浴び、体中から海水を迸らせるのを、一滴一滴確認しながら、その場の匂いを想像してみる。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?