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遊び心✖️プリミティブ✖️テクノロジーAsterism Unity Space宇佐美聖子さん

小さい頃から、踊ったり歌ったり、みんなが笑ってくれるのが大好きだった宇佐美さん。魂と共鳴しながら行き着いた先は”遊び心”。今回は、そんな宇佐美さんのオリジナルブランドBISOWAのお話や子どもの頃から変わらず抱かれている願いに注目してお話を伺ってきました。

プロフィール名前:宇佐美聖子出身地:広島居住地:都立大学職業:BISOWA VILLAGE株式会社 代表取締役、A.U.S合同会社代表、テンサイト舞踊家 、店舗経営、コンサルタント、プロデューサー 等経歴:3歳の頃からジャズ ダンス、バレエなど経験。20歳、ストリートダンスを始め世界大会優勝。長女を出産後、宮古島にて出会った麻絹のドレスを纏い、Hip hop/Jazzなどのストリートダンスと神事、祈りが和合した新たなスタイル「テンサイトダンス」を生み出す。国内外の聖地で奉納。鉱石、音楽、建築などジャンルを超えた繋がりで新たなカタチを生み出すアートプロジェクトAsterism Unity Spaceを主宰、東京吉祥寺、静岡鷹匠に衣食住の心地よいものを提案するsalonを経営。身体と心と向き合い、整えるワークショップ開催、衣食住の即興舞台を主催するなど活動の幅を広げている。2019年2/5にこれまでの全国各地でのツアーで紡がれた、自身のフルアルバムとなる "OTWOOL"をリリース。地球循環型コンセプトでアソビの概念をひっくり返す提案と、シェアを、という新たな試みBisowa (ビソワ)ブランドを立ち上げ活動。

Q.宇佐美さんの夢を語っていただけますか?

宇佐美:小さい頃から何も変わってないんですけどね。
    全人類の幸せの先が見たい。

記者 :壮大で美しいですね。子どもの時から変わってないんですか?

宇佐美:はい。自分の命一つは小さいし、自分の命だけで生きている感覚がないんです。生き切るってどういうことか子どもの頃からずっと考えていました。亡くなった方々の命と共鳴すると涙が出てくるんですよ。”命を絶対無駄にしない”。そういう生き方をしていくと自然と決めているんですね。

記者 :広島に生まれていらっしゃることも関わっているでしょうか。

宇佐美:そうですね。子どもの頃は毎年平和学習がありました。国際交流をやっている家で育ったので、世界の方々が常に家の中にいる状態で、毎日がパーティのようでした。一般的な環境とはちょっと違ったかもしれないですね。みなさんを原爆ドームにお連れして、8月6日には黙祷する。自分の中で平和を“責任”のように背負うようになりました。広島にいると、言葉で平和を語らなくても、みなさん当たり前にそこに向かって行っているのを感じます。表だって“平和活動をしています”という方をあまりお見受けしないですが、生き方そのものがそのようになっていますね。

生まれてきた意味や記憶とのズレを感じて

宇佐美:子どもの頃は自分が何で生まれてきたかという意味や記憶がたくさん残っていて、それとのズレを感じて、私は、みんなが傷つけあって悲しんで気づき合う世界ではなくて、みんなが高めあって喜びあって気づき合う世界に生まれるはずだったんだけど、みんな忘れちゃったのかな?みたいな。何で人間分かり合えないんだろうと結構悲しみましたね。分かり合えるのは草木だったり花だったり鳥さんだったり、自然や動植物、鉱物と話すことが多かったです。子どもの頃は2階の窓から屋根に上れるので、いつも一人で景色を見渡しながら話してました(笑)。

ときが来るまで“隠れろ”“消されるな”“目立つな”“急げ”

宇佐美:あともう一つ、覚えている記憶の断片としては、とにかくときが来るまで“隠れろ”“消されるな”“目立つな”“急げ”というメッセージでした。30歳になるまでになっていなければならない自分がいて、スピードをとにかく速くここまで来ました。

記者 :非常に象徴的なメッセージですね。“30歳になるまでになっていなければならない自分”というのが気になりますが、この空間にも小さな頃のメッセージや記憶が反映されているんでしょうね。

宇佐美:そうだと思います(笑)。

手放して軽やかに♫そして、祈り

Q.宇佐美さんは魂からのしっかりしたメッセージとは対称的に、瞳がとっても柔らかく美しくいらっしゃいますよね。そのバランスを得られたきっかけって何だったんでしょう。

宇佐美:責任感がどんどんなくなっていったことでしょうかね。思いばかり大きくて、自分で勝手に背負っていましたから。今はどんどん手放して軽やかに遊びの中へと進んでいるところですね。あとは、祈り。戦争や原爆、地震や災害で犠牲になった方々のことを思うと祈らずにはいられなくて。それを感じると涙が出ますね。

記者 :はじめにもおっしゃってましたね。背負っていたものを下ろしながら祈りながら、涙の深さが柔らかさに通ずるところですね。

宇佐美:そうかもしれないですね。ただ、自分が亡くなった方々の立場だったら、「とにかく楽しむことしかない。悲しまれても!」という気持ちになると思うんですよ。ずっと殺戮の歴史の地球ですから。そろそろ、その先に行って新しい世界を見てみたい!とみなさん思っていると思うんですよ。

記者 :私もその先の新しい世界を見たいですね。是非一緒に!

ひっくり返して遊ぶ!オリジナルブランドBISOWA

Q.宇佐美さんのオリジナルブランド BISOWAについて教えて下さい。

ものも情報も溢れる中で、何が足りないかと考えたときに“遊び”というところに行き着きました。今までの概念や発想を超えた遊びを出来たらと。仕事にも取り入れたらもっと楽しくもっと自由になります。BISOWAは“遊び”という概念をひっくり返して、後ろから読んで“びそあ”。“和”をもって“話”をつくり、“わ”の中で、自然も宇宙も大調和をしていくイメージで“びそわ=BISOWA”です。ちょっとフランス語みたいでしょ。みんなで遊べたらいいなと思って、ビソアソビとかビソアファニチャーとかビソワビューティとか、ちょっとずつ動いているところです。

記者 :遊び心は大事ですね。概念をひっくり返すというのもいいですね。

宇佐美:遊びも、遊びつくすと違う遊びしたくなるから、もうちょっと巧妙な遊びしませんかみたいな提案でもありますね。

静岡に源流のある山をもって

Q.具体的にはどんな計画や実践をされていらっしゃるんですか?

宇佐美:30歳から8年間は人間にフォーカスを当てて、変化や深い気づきもあって、ある程度やり切ってきました。今は自分の中の疑問も解消されて、経済や時間、3次元的なものも愛のエネルギーで循環することが検証できたので、次の段階に行くというところですね。これからは地球と共に生活する体感があるような生活を創っていく感じです。

記者 :速く走って来られた結果ですね。

宇佐美:そうですね。最近は昔の記憶がいろいろと戻ってくるタイミングで、一回、人間と距離を置いてちょっと森に帰ろうかなと。静岡に源流のある山を持つようになったので、森に寝泊まりしながら家を創ったり、0から今遊ぶならどう遊ぶ?みたいなことを始めています。

記者 :なるほど。人との繋がりの次は自然との繋がりですね。

宇佐美:はい。自然と繋がり調和できることが人間の本来の姿、本来の美しさだとするなら、今は大半の人が自然と調和できずにいます。全部を否定するのではなくて、今までに「本当にありがとう」とリスペクトした上で、今、形にするならどんな形にする?とか、形じゃないことであえて表現するならどうする?とか、今ここから遊ぶことを思いますね。山も、プリミティブとテクノロジーをうまく掛け合わせた状態で、尖ったものでなく丸く調和したあり方を追求したくて、どんな人と関わってどんなことやろうかなって考えてます。こうやっていつもひっくり返しひっくり返ししながら遊んでいるんだなと思いますね 。

記者 :宇佐美さんの"アイノウタ"のイメージが来ました。人も自然も大調和してプリミティブとテクノロジーを掛け合わせる。本当にひっくり返しながら遊んでいかれますね。緻密で繊細で壮大なプロジェクトになっていきそうです。

宇佐美:ありがとうございます。気づきもどんどん細かくなっていきますね。細胞レベルに感じることができるようになると、自分で遊べるようになるので人のせいにしなくなるんですよ。

記者 :なるほど、それは宇佐美さんにとっても人類にとっても大切なポイントですね。

Q.AI時代に人間に必要なことはなんだと思いますか?

宇佐美:イメージ力ですね。AIや機械に算出することのできないイメージが人間だからこそできます。今はデータもあるし、今この瞬間をどう感じるかで自由自在に組み合わせることができます。組み合わせを柔軟に出来るかが大切ですね。ただ、最近はこのイメージ力が極端に欠けている人が多いです。深く広くバランス良く感じられる場所が開いていれば通じ合えるんですけどね。ここが閉じていると相手が理解出来ないから掛け違いが起きて問題になりますね。

記者 :その場所とは0ポジションのことでしょうか。機械に算出できない深く広くバランス良く感じられる場所。開いておきたいですね。

Q.最後に、どんな美しい時代を創っていかれたいですか?

宇佐美:これはなかなか表現しにくいですけど、原爆を落とすくらいなら、喜びの原爆を落とせたらと思います。そうすれば、みんなを一発で先導できますね。その実験どうですか?って言えるくらいの自分でいたいです(笑)。

記者 :さすがですね!!私も同じようなこと思ってたので嬉しいです!!

宇佐美:そっちの方が見てみたいし面白いじゃないですか(笑)。戦争して、傷つけあって、ドロドロみたいなのは今までの想像の範囲内ですから。

記者 :BISOWA的にひっくり返ってないですもんね(笑)。

宇佐美:そう!ドロドロってなると思いきや、キラキラってなっちゃう!今まで開発されてないから、そういうのをやれたらいいなとか。見てみたい欲はありますよね(笑)。

記者 :拍手喝采!

宇佐美:一人じゃできないので、世界中のいろんなコンセプトを持っている人たちを繋ぐネットワークを創って、どこに行ってもそういう人たちとシェアして、イメージを膨らませていけるような拠点とグループができたらと思います。この空間もそのイメージで創っています。 それぞれ役割を全うしてコラボレーションすれば、さらに大きくなっていくと思います。だから発想を転換して地球循環型で遊びましょうということでBISOWAです♪(笑)

記者 :BISOWAの中に人類の幸せの先のイメージが入っていますね。これからまた楽しみです。今日はお話を伺えて本当によかったです。ありがとうございました!


◎宇佐美聖子さんの情報はこちらをご覧ください。

この度、各地でのツアーで紡がれた、自身のフルアルバム "OTWOOL" Over The World Oneness Of Love 〜Love conquers all〜を2月5日にリリースします。是非お聴きください♪

Bisowa shop
https://shop.bisowa.co.jp/items/16284784

Seiko Usami Official Page
http://seikousami.earth

Asterism Unity Space
http://asterism.jp

Salon de Charmer
http://www.s-charmer.com

【編集後記】
今回インタビューをさせて頂きました澤田と清水です。宇佐美さんのルーツとBISOWAが生まれた背景を伺いながら、美しい時代を創っていく方の素養なるものを感じてワクワクが止まりませんでした。会う度に変化の著しい宇佐美さんのご活躍が本当に楽しみです♪ありがとうございました。


**この記事は、リライズ・ニュースマガジン”美しい時代を創る人々”にも掲載されています。
https://note.mu/19960301/m/m891c62a08b36



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