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ミニ連載:雁の道を越えて ~ロシア北極圏探訪記

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2016年6月から7月にかけて、ロシアの北極圏、レナデルタで実施したコクガン調査の記録を書きました。 日本から北極圏に行くまでは、準備や移動など、大変でした。これを生身で毎年旅を… もっと読む
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記事一覧

ミニ連載:雁の道を越えて ~ロシア北極圏探訪記 ①~ はじまり編

この連載は、2016年6月14日~7月18日にかけて行われた「ロシア・レナ川河口におけるコクガン調…

ミニ連載:雁の道を越えて ~ロシア北極圏探訪記 ②~ 資金集め編

そもそも、資金がないのに調査の計画を決めたんかい、という突っ込みは置いといて… 今回は資…

ミニ連載:雁の道を越えて ~ロシア北極圏探訪記 ③~ 準備編

連載3回目。まだロシアにはたどり着きません…。すいません。 ■ 準備編調査の実施目途が立ち…

ミニ連載:雁の道を越えて ~ロシア北極圏探訪記 ④~ 出発編

いよいよ、日本を出ます。 ■ 出国6/14 18:00 成田空港集合。池内氏、佐藤氏と落ち合う。私…

ミニ連載:雁の道を越えて ~ロシア北極圏探訪記 ⑤~ ヤクーツク編

ようやく、スタート地点となるロシア・サハ共和国の首都ヤクーツクにつきました。ヤクーツクで…

ミニ連載:雁の道を越えて ~ロシア北極圏探訪記 ⑥~ ヤクーツク編その2

ヤクーツク3日目、4日目は、周辺で鳥を見に連れてってもらいました! ■ 調査装備の購入6/18…

ミニ連載:雁の道を越えて ~ロシア北極圏探訪記 ⑦~ チクシ編

いよいよ、レナデルタでの調査の入り口、北極圏に位置する町、チクシにたどり着きます。 ■ 飛んでヤクーチア2016/6/20 いよいよ北極圏の町チクシに向けて出発である。11:00にアカデミーの運転手サーシャさん(ロシア語しかしゃべれない)に迎えに来てもらい、空港に向かう。ロシア語なので、何を言っているのか全く分からなかったが、どうやら、 急げ! と言っている。13:20発予定の飛行機が12:00発に変更になったらしい。 そんなことあるのか!?と思い、空港につくと、、、、

ミニ連載:雁の道を越えて ~ロシア北極圏探訪記 ⑧~ チクシ生活事情

チクシの町の生活事情をちょこっと。 ■ チクシの町 チクシの町は、北緯71°38、東経128°52…

ミニ連載:雁の道を越えて ~ロシア北極圏探訪記 ⑨~ いよいよチクシ出発

■ 調査内容確認ただ、チクシで観光していたわけではない。きちんと調査の準備もしていたのだ…

ミニ連載:雁の道を越えて ~ロシア北極圏探訪記 ⑩~ レナデルタ潜入

ついに、レナデルタに踏み込みました。 ■ レナデルタ ~ボートの旅~レナデルタを衛星写真…

ミニ連載:雁の道を越えて ~ロシア北極圏探訪記 ⑪~ METEO散策

■ プーチンハウス6/26 二日酔い。つらい。 朝起きて、リビングに行くと… 「サワ、ウォッカ…

ミニ連載:雁の道を越えて ~ロシア北極圏探訪記 ⑫~ 調査拠点到着

■ 調査拠点 ニェルパーハ島へ2016/6/28 晴れ。ロシアに来てから2週間。ようやく、調査拠点…

ミニ連載:雁の道を越えて ~ロシア北極圏探訪記 ⑬~ 北極圏の洗礼

調査拠点であるニェルパーハ島には、10~15日程度滞在するとのこと。天気が荒れるとボートが出…

ミニ連載:雁の道を越えて ~ロシア北極圏探訪記 ⑭~ シギチ天国

■ ニェルパーハ島探検!7/1 23:00 ようやく雨、風がおさまって晴れ間が! 私が、 「ヤースナー(晴れた)」 とつぶやくと、ボバ氏が 「ソーダネー」 と相槌を打ってくれた。 ロシア語でなんて言ったのかはわからないが、まぎれもなく、「そうだね」に聞こえた笑 7/2 7:30起床。まだ曇っているが、とても穏やかな天気! 早速、ワロージャ氏、佐藤氏とともに、小屋周辺を散策! 一面の草原。地平線。 上からみるとこんな感じ。 永久凍土が凍結と融解を繰り返し、規則正