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お盆は流れ星が見れるよ☆彡

お盆に田舎に帰省したり、キャンプに出掛けたり、夜星を見る機会が増えるのではないかと思います。

みなさん、流れ星は見たことがありますか?
お盆の時期、いつもより流れ星が見やすいんです。(年によって見やすさは変わりますが)

最近はニュースやwebサイトで取り上げられることも多くなった流星群。お盆の時期にはペルセウス座流星群がやってきます。

国立天文台にわかりやすい説明動画があります。(ショートバージョンもあります)

3大流星群があります

○○座流星群という言葉、聞いたことありますか?有名なのは「しし座流星群」でしょうか。1999年、2001年に大出現があり、話題になりました。ですが、残念ながらしし座は3大流星群には入っていません。
1  しぶんぎ座流星群  1/3~4ころ
2  ペルセウス座流星群  8/12~13ころ
3  ふたご座流星群  12/13~14ころ
この3つが3大流星群になります。その年によりますが、ある程度安定して流れ星が見やすくなります。


ペルセウス座流星群が見やすい

3つの流星群の中でも、ダントツで、ペルセウス座流星群が見やすいです。なぜかというと、夏だから。しぶんぎ座、ふたご座は冬なので、寒空の中、長い時間外にいなければなりません。防寒の準備をして「見るぞ!」という気持ちを強く持たないと難しそうですね。

※画像はイメージです

流星群は月の明るさに大きく影響する

2021年のペルセウス座流星群の極大(流星群自体の活動が最も活発になることや、その時期のこと)
8月13日の4時ころです。ということは、12日の深夜が極大に近いということですね。
8月8日が新月で、12日は月齢3~4くらいなので、細い月で夕方沈みます。

月が細かったり、月が沈んだあと、昇る前で月がない状態だと、月の光の影響を受けずに流れ星を楽しむことができます。
反対に、満月の日だと、流れ星が流れていても、月の明かりで見えづらくなってしまうというわけです。
なので、2021年のペルセウス座流星群はとても流れ星が見やすい条件ということになります。


望遠鏡や双眼鏡は必要なし!

流れ星は肉眼で見るのがいいです。望遠鏡や双眼鏡を使うと、視野が狭くなってしまうので、その視野の外側を流れた流れ星を見逃してしまいます。なので何も使わずに肉眼でみるのがよいです。(もちろん視力強制のメガネはつけた方がよいです)
最近周囲で人気のワイドビノなんかもいいですが、肉眼の方がたくさんの流れ星を見ることができます。

地面に寝転がってみるのがおすすめ

そして立って見上げたり、椅子に腰かけて見るのもいいのですが、視野の中に建物や木、地面などが入っていると、その分見えている星空の範囲が少なくなってしまいます。なので、地面にレジャーシートなどを敷いて、寝転がって見ることで、視野のほとんどを星空にすることができます。
もちろん都会で建物がたくさんだとしても、寝転がる方が星空の範囲は増えるはずです。


外灯から離れたり、隠したりしましょう

月の明かりが少ない方が流れ星が見えると書きましたが、外灯やネオンなどの明かりも同じです。人工的な明かりはすべて遠ざけて、なるべく暗い場所で見ましょう。外灯が近くにある場所でも、外灯を背に向けて反対側を見たり、外灯を手や帽子などで隠したりするだけでも見え方は変わります。なるべく余計な光を目に入れないようにしましょう。もちろん足元を照らすライトやスマートフォンの画面も、一度消して流れ星を見るといいですね。


明かりを見てしまうと、しばらく星が見えない

明順応と暗順応というのを知っていますか?
人の目は明るさや暗さに慣れるために瞳孔の大きさを調整します。明るいときには瞳孔が閉じて光の量を減らし、暗いときには瞳孔を開いて、光を集めようとします。(表現が違ったらすみません)
なので、暗い場所ではそれに順応するようになっているのですが、時間がかかってしまします。

明順応するのは一瞬ですが、暗順応するには数十分かかります。暗順応が完了するには約1時間ほどかかるといわれています。
なので、なるべく余計な光は見ないようにするようにしましょう。流れ星を見ている人に向かってライトを当てたり、スマートフォンの画面を見せるのはやめましょう。


どの方角の空を見たらいいの?

流星群では、よく「どの方角に流れるの?」という質問がされます。
さわさわ的には、「真上を見るのがいい」というのが答えです。
確かに流星群の輻射点(放射点)というのはその星座にあるのですが、そこを見ているからと言って流星がたくさん見えるというわけではないと感じるからです。(専門家の方すみません)
そこばかりに注目してしまって、視野の外に流れるということがよくあります。
それよりは、真上を向いて、できるだけ広い範囲の星空を視野にいれるということの方が大事な気がします。(流れ星をたくさん見たい場合)
輻射点から近いと流星は短く、輻射点から遠いと流星は長く光ります。

ちなみにペルセウス座は秋の星座で、地平線から昇ってくるのは遅い時間になります。

流星群じゃない流星も見られる。

流星群の時に見られる流星は群流星散在流星があります。流星群じゃなくても流れ星って流れているんです。
流星群のときには、群流星と散財流星を分けて数えたりします。
群流星というのは、○○座流星群というときに、輻射点から放射状(花火のように中心から外側へ向かう方向)に流れる流星のことを言い、散在流星とはそれ以外の流星です。なので、輻射点のある星座とは関係なく、違う方向に流れるものです。
せっかくなので、両方楽しんでしまいましょう。


極大以外の日も見られる

8/12の深夜という風に書きましたが、ペルセウス座流星群はピークのとき以外でも比較的流れ星が見やすくなっているので、11日の夜から13日の夜くらいまでの3夜はチャンスが続きます。太陽が沈んで、完全に暗くなって(薄明が終わって)からの21時ころから流星が見やすくなるかと思います。


何より天気が重要!

晴れていないと流星どころか、星すら見れません。なので、まずは晴れる場所に移動したり、晴れる日を選んだり、晴れることを祈りましょう。
天気の予測はこちら

極大の12日よりも、11日の方が天気がよければ、その方が見れるわけですよね。天気予報をこまめにチェックしましょう。

流星群直前☆小学生向けのレクチャー

国立天文台で、小学生向け天文ミニレクチャーをyoutubeでやるようです。おうちで天文学のミニレクチャーの10回目です。

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