『ファン』という異論な力 ~作家売買~

商売をするにあたり『ファンを増やせ』と言われます。

所謂、当社商品『大好き!!』って言ってもらえ、かつ、商品に相応の対価を払ってくれる人を見つけてこいってことらしいです。


確かに、私もとあるモノのファンでした。

バンバンとお金を払い、かつ「ファンであるモノ」の良さを周りにも語りました。


で、たまに行き過ぎてしまう方もいます。

「可愛さ余って、憎さ百倍」

なんて言葉もあります。

昔は「なんで好きなモノを憎むのさ?」って謎でした。


でも、何かを好きになると理解できますが、『好き』って気持ちは一緒に違う感情もたくさん運んできます。

ファンの対象が、自分の思い通りにならないとね。問題起こす「自称ファン」になってしまう人も出てきます。


そうすると新規ファンになりかけた人はヒキます。入ってきません。

「ちょっと好き、、。かな?」

「ちょっと商品買ってもいいかな?」

って思ったぐらい


新規顧客が参入しずらくなる。

古参ファンが大金払って、その「ファンだけの世界」を延々と回し続けられればいいんでしょうけど、現実は永遠なんて時間はなくて、厳しい。


それでもファンを作り、運営していく。


ファンから言われた自分の作品(商品)を肯定してくれた何気ない一言が、どれだけの力があるかファンの側にいるとわからない。

肯定の言葉を言われた作り手(売り手)側は、天にも昇る気持ちになるんですよ。

本当、ファンになってくれて「ありがとう」って勝手に言い出したくなるんです。



売り手と買い手の距離感の難しさを感じた朝。

その「難しさ」を克服した時の快感を求めて。



夏の暑さで頭が回りませんので、クーラーにしがみついた生活をしております。

お体をお大事にして下さい。


今日も、誰かに笑われていますように。