登場人物と作家キャラの別人性。 ~作家売買~

創作物を書いていると色々な登場人物が出てくる。

その中で、「善い人」だったり「悪い人」も出てくる。

見るに堪えない極悪人も出てくる。


たまに「この人物って作者の人間性が出てるよね。」って言われます。


確かに、乳児から高齢者、はては幽霊や神など見たことない存在まで全部自分一人で考えているんですから「作家の人間味」って随所で出てしまいます。


けど、極悪人ばっかり出てくる作品を書いたら、「あんたこんな悪いことばっか思っていたの?」って言われると、どーしたもんかと返答に困ります。


私は著作物の登場人物は「登場人物」って位置以外に考えていないんですよね。

自分が「こうしたい欲望を作品に描く」って人もいらっしゃるかもしれませんし、「作家というビジネス。売れる作品という商品を製作している」って人もいるかもしれません。

作品制作にあたり手法を使い分けていたり…

作家それぞれの十人十色な創り方があるんだな~って思っています。


なので、創った作品=作家の思考って意味でもないんです。

私も読者の時は、確かに「架空」ってわかっていても登場人物に感情移入をするので、つい感情だけが先走るんですよね。

若い時などは登場人物に恋する勢いな時もありました。


「作品=作品」

それ以上、でも、それ以下でもない。ただ、良いモノを作りたいって作った商品なんです。


私も、よくしてますけど、だからわざと作者名を変えたりします。作家名はあくまで、読者が自分に合う作品に出会った時、同制作者の作品を探す「検索ワード」であるって思っています。

なので、作品や商品によって「検索ワード」を変える為に「作家名」を変えたりします。(けど、読者にはバレバレなんですよね。)


もちろん、ドドンと同一作家名で作品を作り上げていく方もいれらっしゃるので、皆さま、思い思いの創作をされているんだろうな~って思っています。


いい作品がたくさん読めたら、楽しいですよね。



今日も、誰かに私が笑われていますように。