キラメキ内臓占いの体質シリーズ①木タイプ
木タイプの人柄
キラメキ内蔵占いから見ると木タイプは肝臓と胆のうが強く、気(代謝)が血(栄養)と津液(水分)よりも高いのが特徴です。
割とバランスが取れているので、普段から言動に安定感があります。
気血が充実していると体力があるので、他人を気遣う余裕があります。
理論的で仲間思いの傾向にあるのでリーダー気質の人が目立ちます。
五行の関係から見ると木タイプは火タイプの相生関係になるので、火タイプを助けます。
内臓の関係だと、肝臓が蓄えた血(栄養)が心臓を潤す関係です。
また、木タイプは土タイプの相剋関係になるので、土タイプの暴走を防ぎます。
肝臓で起こる代謝が消化器のエネルギーの過不足を調節する関係です。
肝臓の特徴
肝臓の主な働きには、
有害物質(疲労・アルコール・薬剤)の解毒(分解)
栄養の貯蔵(糖質・脂質・たんぱく質)
ホルモンの分解
胆汁の生産
などがあります。
疲労物質である窒素酸化物やアルコールなどは、肝臓で排泄可能な状態に変換されます。
肝臓が強い人はお酒が強いことで知られています。
ちなみに動物界で最も肝臓が強いとされているのは、象などの大型な動物でなくハムスターです。
ハムスターは小柄な見た目に関わらず、1キロあたりに18グラムのアルコールを分解できる酒豪です。
実験ではウォッカを飲ませても酔わなかったとか(笑)
そして消化吸収した糖質や脂質なども貯蔵しやすい形にして肝臓に蓄え、必要に応じて分解して各臓器に送り届けます。
女性ホルモンなどのステロイドホルモンは肝臓で分解されるので、肝機能が低下すると性ホルモンのバランスも乱れます。
また、機能の弱った肝臓は胆汁が上手く分泌されず、
脂質
ビタミンA, D, E, K
などの吸収が妨げられます。
脂質の吸収が上手くいかないと、脂肪便(粘着性で緑色の便)を排出します。
数ある臓器の中でもっとも気(代謝)が高いのは肝臓で、木タイプの人は栄養の蓄えが得意なので長時間の労働もこなせます。
肝臓の気(代謝)の高さを維持するのはグルタチオンを始めとする酵素です。
この酵素が豊富なうちは体調を崩しませんが、酵素が不足しだすと急に倒れるのが木タイプの特徴なのです。
肝臓には赤血球を作るために必要な葉酸やビタミンB12も蓄えられており、骨髄が赤血球を作る際に放出します。
また、肝臓が肝硬変などを起こし門脈からの血液の流入が上手くいかないと脾臓への血流量が増えて白血球が過剰に破壊されます。
そして肝臓にはマクロファージと同じように異物を貪食するクッパー細胞などが存在するので、肝臓は間接的に免疫に関わっている臓器なのです。
肝臓は副交感神経が優位な時に回復が促されるので、睡眠不足だと肝臓は弱ってしまいます。
また、運動不足で血流が悪い時も睡眠時に肝臓に血液が集まりにくいので回復量が低下します。
木タイプの人は睡眠が少なくても元気で、動き回ることで血流を良くして肝臓を元気にしようとします。
東洋医学における肝臓
東洋医学では肝臓の作用を、
疏泄(そせつ:血液量の配分)
蔵血(ぞうけつ:血(栄養)を貯蔵)
の二つの作用があると考えています。
肝に蓄えられている血は肝血と呼ばれ、肝血が十分にあると精神的に落ち着きがあり快適さを感じます。
また肝は目と関係が深く、目の疲れは肝血の不足よります。
肝血は情志を司るとされ、肝血が十分なら理論的で精神的に安定しています。
木タイプの人は目に特徴があり充血しにくいのが特徴ですが、充血しだすと疲労が溜まっているサインです。
肝臓を元気にするポイント
肝臓を速やかに回復させるのはタウリンを多く含む海産物です。
タウリンは胆汁の原料でもあります。
また、肝臓を元気にするものとして、緑の野菜で春が旬のものが良いとされました。
実際に春が旬の緑の野菜には、スルフォラファンなどのファイトケミカルが含まれ肝臓の機能を亢進させ保護する機能が認められています。
特にブロッコリースプラウトのサラダや、貝のみそ汁などは肝臓の回復に効果的なので積極的に摂りましょう。
東洋医学では、木タイプの特徴である胆のうの胆汁の苦味に注目しています。
胆汁は、血液や体液の熱を取る作用があります。
「良薬は口に苦し」という言葉は、熱をとり炎症を鎮めるのに必要な成分と気づいていたんですね。
胆のうは肝臓を助け決断力を与えると言われています。
胆のうが弱ると、木タイプの持ち味である深謀遠慮は活かされず優柔不断になると言われます。
目の疲れや優柔不断になっていると感じた時にはタウリンを含む食材を意識しましょう。
また、肝を回復させる一番の方法は睡眠なので、22~2時にかけての時間帯を寝るようにしましょう。
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