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Wi-Fiがあると思うな限界集落

最近、地方創生とかなんとかで、田舎に住もう!って宣伝されてたりするじゃないですか。

ネットさえあれば田舎の大自然に囲まれながら起業できるとか。

地価が安いし、地方も潤うしとか。

まぁ、間違ってはいないんですけど、限界集落育ちの民として言っておきたいことがあるのですね。

田舎の人間関係しんどいぞとか、ヨソ者扱いしんどいぞとか、そういう話はもう色んなところで語られつくしているので、極めて現実的な話をします。

そう、タイトルの通りです。


ガチ田舎ではWi-Fiが使えません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


令和の時代になっても!!!!!!!!!


使えません!!!!!!!!!!!!!


かろうじて、そこそこの大きさがある町なら光回線は通っている場合もある(必ず通るとは言っていない)のですが、Wi-Fiは繋がらない場合が多いです。


ポケットWi-Fiはもちろん!

機材を買っても!繋がらんところは繋がりません!

病院とか公共施設でもつながりません!

フリーWi-Fiもほぼありません!


大型のスーパーだと稀に設備がある。

町内で一番でかい病院でも繋がらないので、伯父が重病で入院していた時、けっこう困ったって従姉が話していてびっくりした……。看護師さんも困る~って言ってたって。え、何とかしようよそこは?

市までいくとWi-Fiの導入率が高くなるのですが、町のレベルだと普通に使えないことが多い(まずポケットWi-Fiは90%以上の確率で使えない)ので、インターネッツさえあれば田舎でも生きていけると思っている方は、まず移住先のインターネッツの普及状況を調べてください。


なんでこんな話をしているのかというと……。

あまりにもネットを使わないので、実家はついにインターネットを解約してしまったのですが、最近になって「やっぱりガラケーでは不便だ」ということになったらしく、父のガラケーが壊れたのを機に両親はスマホに買い換えようとしているらしいんですね。


母「スマホなら無料で通話できるようになるんだよね!(`・ω・´)」

私「ああ、そういうアプリ入れればね」

母「通話料無料になるね!(`・ω・´)」

私「待って、母…… 通 信 料 は?」


母「なんのこと?(๑・̑◡・̑๑)」

私(こいつはヤバいぞ(๑・̑◡・̑๑))


そう、農家を辞めて、一応市街地に引っ越した我が家なのだが、所詮は限界集落地帯の中ではちょっと栄えている程度の町。そんな田舎町にポケットWi-Fiが繋がるはずもない。というか、インターネット回線を契約し直したところで、通常のWi-Fiすら使えないのである。


私「えーと、通話料は無料になりますが、データ通信費というものがかかります。わいふぁいというものがあればいくらでも使えますが、実家では使えません。なので、データ通信費の上限が低いと、通信制限がかかってしまうか自動で通話料にデータ通信費が上乗せされるコースになります」


母「 わ か ん な い 」

私「 だ と 思 っ た 」


少し前に、ツイッターランドで「Wi-Fiがあればデータ通信料を抑えられるのに、未だにスマホで大量のギガを使えるコースを利用する奴はネットリテラシーが低すぎる」なんて意見を見た時に、その時は「ふーん」って流していたんですけど。


そもそも田舎では使えない。


使えないんだな!!!!!!!!


ははははははははははh……


まぁ、IT業種で起業できる程度の知識があれば、田舎でもWi-Fi使える環境整備できるのかもしれないんだけど、ガチガチのIT企業勤めの息子を持つ叔母の家でもWi-Fi環境なかったので、けっこう難しいんだろうな。(やればできるんだったら、絶対にやってる)

まぁ、そういうことなので、正直そこまでしてド田舎で起業するメリット、ご飯が美味いくらいしかないよって限界集落出身の私は思います。

するにしても「田舎の中でもそこそこ発展している街」にいかないと、けっこう滑り出しでコケません?っていうか。


結論:田舎にすむより田舎にふるさと納税でもして美味いもの食おうぜ!


※田舎が好きで田舎に順応して田舎に住んでいる人はそれはそれでいいんだぞ!単に「コストが安い」という理由なら全然おすすめしねえぞ!


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