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国体予選&和歌山国体 「突き付けられた厳しい現実」 "2015/2016 監督1年目"

社会人選手権での3位、その後の数々の新たな取り組みを経て、今度は国体東海予選&和歌山国体へ挑む。

2015年夏→秋頃を振り返ったnoteだ。(下記のnoteは社会人選手権後の取り組みついて纏めたnote)

国体東海予選

8月15日、16日は鈴鹿市立体育館で国体予選だった。無事、和歌山国体本戦の出場権を獲得した。

準決勝 三重 32-9 静岡
決勝 三重 26-19 愛知

社会人選手権をクラブ最高成績の3位で終えて、6月1日から2ヶ月半かけて準備を進めてきた。

おりひめJAPAN加えて、ユニバーシアード、Jr.などの日本代表活動で選手が出たり入ったりの中、鈴鹿で全員揃ってトレーニングできる機会は殆どなかった。

北陸電力のコーチ兼任選手時代には日常的に日本代表選手の出入りを経験したことがなく、この辺りが難しく、面白い部分だった。

社会人選手権であまり出番がなく、どちらかと言えば悔しい想いをしていた選手にとってはチャンスであり、勝負の機会となった。

実際に、近藤はこの頃からDFでのハードワークで少しずつ出番を増やしつつあった。(この頃から、近藤を見ていてスラムダンクの桜木花道みたいやなぁと思ってみていた。凄まじい身体能力&伸び代やなと)

和歌山国体本戦

優勝を目指して挑んだ和歌山国体は初戦の香川戦で敗れた。社会人選手権でクラブ初の3位を手繰り寄せた香川(銀行)戦に今回は勝つ事が出来なかった。

初戦  三重 23(11-14 12-10)24 香川

前半の3点ビハインドを後半追い上げたが、一歩及ばずだった。何があっても、落とせない一戦を落としてしまった。

社会人選手権で3位に入り、国体東海予選でも優勝とここまで結果だけみたら順調そのものだった。新チームになってから、鍵になるゲームは必ずモノにしてきていたが、このゲームはそうはいかなかった。

このタイニングでこういう結果になってしまった事、今回勝てなかった事の影響っては、この後色んなところで出てくるだろう。

当時のブログでも、悔しさが滲み出いている。

「二度とこういう思いはしたくないし、させたくない。」

偽らざる本音だ。

【最終成績】
優勝、石川県(北國銀行)
準優勝、鹿児島県(ソニー)
3位、熊本県(オムロン)
4位、広島県(広島メイプルレッズ)

チーム三重

話は変わって、僕は以前から国体など県の代表として出場する大会にはその県のベストのメンバーを編成して出場できたらなと考えていた。そして上記の背景もあったので「可能であれば、今回の国体からチーム三重で挑みたい」とクラブのスタッフ、三重県のハンドボール協会、体育協会(今はスポーツ協会)さんに相談させて頂いていた。

三重出身の大学生、バイオレットOGに何度か練習や練習試合に参加してもらって、メンバーを絞り込んでいった。最終的にはバイオレットをベースにしながらもOGや、大学生にも加えてのチーム編成を組んだ。

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はい。このトップ画像を再び。

中段右側の僕の真ん前で写っている人。島居(当時は武庫川女子大3年)ですな。この年も、そしてよく年も、ふるさと選手で加わってくれて、今ではバイオレットの一員ですな。

この時は、まさか島居がバイオレットに入団することになるとは、まだ想像もしていなかったけどね。

国体予選と本戦で手応えを感じつつ、「厳しい現実を突き付けられたなぁ」と「勝負の世界はいつもいい時ばかりちゃうなぁ」と心底思った時期だった。

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