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ハードコアから学んだこと。


ハードコアを聞いて育ってきた、とまではいかないがそこそこ聞いて育ってきた。元々はボンジョビとかゆるいロックとゆーかポップとゆーかそんな軽いの聞いてて、


そこからハードロック


メタル


パンク


メロコア


などと激しさを求めて少しづつ段階上げてハードコアに辿り着く。


まぁ結果前にも書いたけど、ここから先に進み過ぎてBRUTAL TRUTHの壁にぶち当たり引き返すんだけども。


結果、期間的に今も含めてハードコアを聞いてる時間が長いので、僕がハードコアから何を学んだか考えてみたい。


結論。


たぶん特に何もない。カッコいいから聞いてただけ。正直なところだ。人って変に自分の過去に後付けして美化してカッコつけたりするんで、正直思ったことをそのまま書いたらこうなるわけで。それでも何か学んだんじゃないか?ハードコア聞いて何かその後の人生に影響与えてたんじゃないか?と改めて後付けして考え直してみると学んだものは、、、


根性。


かな。例えていうなら高校球児の名門校上がりがよく言う地獄の特訓を潜り抜けてきたから今があります的な。僕がハードコアのライブに初めて行った時はもうそりゃ恐ろしすぎてもう2度と行くもんかと思ったもんです。今はどうかわからないが、当時(1990年代)は特にハードな現場に行くと見た目からして強烈な方々がワンサカいる中に潜り込み、ライブが始まれば無傷で帰ることはほぼ無理な状況だったので、最初はなんで遊び行って血流して帰らなあかんねん!と思ってました。しかし人間てなそん時置かれた環境の中で生きてくので、僕がハードコアのライブなんか行かねーわと思ってても、友達が『行くっしょ!』となるとノリでもちろん『行くっしょ!』とかなってたり。

内心嫌やわーと思いつつも、半ば嫌々何度か現場に行くうちにそれはそれで環境に慣れてくもんで、気づけば怪我しないライブなんてライブとは呼べねーわ!くらいになってました完全麻痺。それに冷静に考えると、確かに怪我は嫌だし痛いしだけど、これは喧嘩ではなく事故みたいなもんなので、ライブが終わればみんな仲良く楽しく笑って酒飲むんすよ。これがまた最高で。色んな人との繋がりも増え、繋がりが増えた分自分の知識なんかも増えてったり。

この段階までくるとハードコア=爽やかな部活動くらいのレベルになってくる。高校球児が地獄の特訓潜り抜けて試合に勝った後に覚える感動と充実感。それに似ている。いや美化しすぎたか。

までも本当のところ、これはハードコアに限らずライブという空間では共通して起こる現象でハードコアだからと限定するもんでもないような気もする。現場に行けば何かしらの出会いはあるし人の繋がりも増える。確かに他のジャンルの現場と比べるとハードコアは過激ではあるものの、この音楽をやってる人達はとにかく人生をかけてやってる人達が多いので、もらう熱量もハンパじゃない。なのでそこに生で触れることで自分への新しい刺激、その後の人生自分もこうやってブレずに生きたいなという多少の影響はあったかもしれない。でも結局具体的にハードコアから1番学んだといえることは、、、

痛みに強くなった。


これかな。


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