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デザインシステム知見まとめ

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noteにある様々なデザインシステムの知見をまとめていくマガジンです。良い記事を選定してくれる運営メンバーも募集中です。
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2022年9月の記事一覧

デザイナーやエンジニアの作業効率が向上するFigmaの運用方法を考える

カンムでプロダクトデザインをしている osanai です。こんにちは。 前回ご紹介したコンポーネント品評会により、デザインシステムにおけるコンポーネントの課題について議論が進み、不必要なコンポーネントが生まれにくくなり、デザインの意図が汲み取りやすくなりました。 品評会をしていると、しばしばデザイナーとエンジニアで「Figma でもっと効率よくできないかな」という話題が出てきます。例えば「コンポーネントの Variants のパターンをパット見で把握したい」「目的のページ

【freee / ICS / Ubie / RAKSUL】 デザインシステム構築の様々なアプローチ 「Design System Build #01」勉強会レポート

近年、国内外の様々な企業のプロダクト開発に導入されている「デザインシステム」。「デザインシステム」を導入することで、デザイナーやエンジニアの開発生産性や効率性を高めたり、ユーザー体験の一貫性を提供できたりと、様々なメリットがある一方で、事業内容や成長フェーズ、組織構造などによってデザインシステムの目指すべきカタチは異なり、正解や完成がないことから、悩みを抱えている企業や開発者は少なくありません。 そこでラクスル株式会社(以下、RAKSUL)は、デザインシステムのコミュニティ

2週間で爆速整備したデザインシステムと運用ルールを公開

こんにちは、カウシェDesignerの@Kana Kikuchiです。 サービスのデザイン運用って難しいですよね。 カウシェはリリースから約2年が経過するプロダクトですが、つい1年前まではデザインシステムやFigmaの運用ルールがおざなりの状態でした。 そこで今回は、そんな適当デザイン運用から、ある程度の運用ルールが整うまでの怒涛の2週間について記載し、整備したデザインシステムやFigma運用ルールをご紹介したいと思います! なぜやったか1人でデザインしていたカウシェに

デザインシステム【アイコンライブラリ】〜一般公開の裏側〜

エクサウィザーズで開発しているアイコンライブラリを、MIT ライセンスで一般公開しました。個人、商用利用にかかわらず、どなたでもご使用いただけますので、ぜひご活用ください! この記事では、アイコンライブラリを一般公開した目的や、社内で取り組んだことを紹介させていただきます。デザインシステムを公開しようと考えている方の参考になれば幸いです。 前回の「アイコンデザインルール設計」も、合わせてご覧ください。 デザインで社会に貢献する「デザインシステムを自社だけにとどまらず、社

運用・保守を重ねた基盤サービスだからこそ、デザインシステムを作ろう

LIFULL HOME'SでtoBサービスデザインをしている、いけがみです。 今回は、クライアント向けの物件入稿管理サービスでデザインシステムを作ってみた話をしていこうと思います。 LIFULL HOME'Sは創成期にはまだ現在のようなサイトではなく、賃貸・流通・戸建・・・と徐々に提供領域を拡張しながらサービスが成長してきた背景があります。 クライアントが利用する物件入稿管理サービスも、その当時にあわせて提供を開始しました。 その後、LIFULL HOME'Sは不動産情報

SmartHRのプロダクトデザイングループのFigmaの運用を大公開!第1弾:デザインデータに対する考え方

こんにちは。 SmartHRでプロダクトデザインをしている@wentz_designです。 入社して16ヶ月が過ぎ、そろそろ入社エントリなるものを書く機運か?と思い至り、これまで取り組んだことについて書いてみることにしました。 私は現在、メインでSmartHRの基本機能の開発に携わっています。 サブプロジェクトとしてユーザーリサーチ推進室の運営、SmartHR Design Systemの運営、Figmaというツールの社内利用推進および組織アカウントの管理・運用に関わって