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note アクセシビリティ知見まとめ

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noteにある様々なアクセシビリティの知見をまとめていくマガジンです。その記事を見た人が、次のアクションに活かせると言う観点でピックアップしています。良い記事を選定してくれる運営…
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#障害

『誰のためのアクセシビリティ?』 目次

いよいよ発売!『誰のためのアクセシビリティ? 障害のある人の経験と文化から考える』(田中みゆき著)の目次を公開しています。各記事にご登場いただいた方々も併せてご紹介します。 目次 はじめに 1.アクセシビリティの謎  ・駅までの道 ・一本の脚と、バラバラに上げられた腕 ・アクセシビリティって何だろう ・障害のある人が主体となるアクセシビリティへ 2.音声描写との格闘の記録 ・つくることと見ることをつなぐ音声描写 ・『音で観るダンスのワークインプログレス』 ・音で観るダ

『誰のためのアクセシビリティ?』 はじめに/田中みゆき

『誰のためのアクセシビリティ?』 田中みゆき はじめに  アクセシビリティ(*1)を「アクセスできること」と考えると、多くの人は、それがどのような状態を指しているのか、実感が持てないかもしれない。なぜならその人たちにとって、この社会の多くのものは、自分たちの意志次第でアクセスできるようにつくられているからだ。開けられないドアはドアではないし、どこにもつながらない道はない。あったとしても、それらの欠陥は多くの人たちのニーズによって淘汰され、遅かれ早かれ修正される。一方、アク

世界の支援技術だより 2023-11-06 Vol.50

こんにちは。先週11月1日と2日、4年ぶりの開催となったサイトワールドへお出かけしてきました。トータルでは4回目です(たぶん)。 イベントとしては東京都市大学准教授の稲垣具志先生による「バリアフリー整備における当事者の参画意義と心得(1日)」と、石川准先生率いる「エクストラ最新支援機器セミナー2023(2日)」に参加。残りの時間は展示ブース内をうろうろです。2日目はNVDAのイベントと迷い、結局諦めたのですがアーカイブ音声が公開されて、とてもありがたい限りです。 出展ブースで

Design Reflections: Inclusivity in Focus/インクルーシビティに注目

Surface&Architectureのjournalでは、S&Aの新しいメンバーでトルコ出身のMerve(メルヴェ)によるデザインレポートを全10回にわたり公開していきます。レポートでは、毎回2023年のデザイントレンドをテーマとして設定し、グローバルな視点で考察していきます。 テーマ 「インクルーシビティに注目: 多様な世界における万人のためのデザイン」Inclusivity and accessibility are at the forefront of desi