考えたって仕方がないこと


僕は思考停止のような状態で生きることは良くないと思っています。

ただ、最近になって気付いたことがあって、
何も考えてない人なんてこの世にいるわけがないのです。

当たり前なんですけどね。

僕はそんな当たり前のことですら勝手に自分の考えで決めつけて
将来のことを何も考えないで生きている人はダメだという考えを持っていました。

今でもそういう考えは持っていますが、それをダメだと否定するのは違うなということに気付いたのです。

人間なら、脳が死んでいない限り常に何かを考えて生きています。

「考えるということ」についての自分の考えを記事にしようと思いました。


考えすぎて鬱になりかけた話


僕は子どもが生まれてから、色々と考えすぎて精神的に病んでしまった時期がありました。

自分で言うのもアレですが、
どうやら僕は周りの友達から見ると順風満帆で人生がうまくいっているように感じられるそうです。

学生時代は色々とあってどちらかと言えば不真面目で社会のはぐれ者みたいな存在でした。

それでも大人になってからは、
大手企業で契約社員から正社員に昇格して、仕事もそれなりの結果を出し、
結婚もして、100人以上の沢山の友達や親族が結婚式に来てくれて、
幸せな結婚式を終えた後に子どもが産まれ、

周りからなぜか澤だはお金持ってるみたいなイメージを勝手に持たれて。
(実際は全くそんなことはない。)

仕事もプライベートも充実していて幸せそうだとよく言われます。

たしかに、自分は趣味もそれなりにあって、
奥さんと子どもがいてくれることが何よりも幸せ
です。

ただ、僕は今のまま年をとっても最高の人生ではないと思ったのです。

なぜなら、仕事が死ぬほど嫌だからです。


嫌いな仕事


仕事が死ぬほど嫌って、どんだけって話ですが、
嫌なものは嫌なんです。

僕は工場勤務をやっているのですが、
ロボットのように毎日毎日同じことをひたすら繰り返しています。

大手企業というだけあって世間体は良い方です。

でも実際は皆、不満や愚痴、文句を言う人ばかりでイキイキと仕事している人はいません。

これは言い切れます。

自分の感情を押し殺して無になって仕事をしているか、
文句、不満を言いながら働いているか。

そんな会社です。

そんな環境にずっといると自分も自然とそんな思考になってしまうものです。

世間体は良いかもしれないけど、
実際は給料も全然良いわけでもないし、仕事自体も楽しさは1ミリもありません。

だったら辞めればいいじゃん。

と思われたかもしれません。それは当然です。


しかし、子どもが産まれて自分一人で生きているわけではないので辞めれないのです。
僕には家族を養うという使命があります。

それでも、それよりも前に辞めれるタイミングはあったと思います。

でも結局今はすぐに辞めれる状況ではないわけです。

じゃあどうしたらいいのか?

これこそが考えたって仕方がないことなのです。

この答えが見つからなくて理想と現実のギャップにやられて僕は病んでしまったのだと思います。


仕事を辞められるタイミングはあった。

人生 選択

僕は何度か仕事を辞めるタイミングを逃しました。

一つは契約社員から正社員に昇格できる社員登用の話が僕の元に来た時。

僕はずっと正社員になる!と公言していました。

でも、それはそんな簡単なことではないので無理だと思われていた。

先ほども言いましたが、学生時代僕は不真面目だったので
その当時のイメージからして僕が正社員に上がるなんて到底無理だと思われたみたいです。

それが悔しくて、
今に見とけよ、結果出してやるから。とムキになっていたのです。

当時、Twitterか何かで高校時代の同級生に
「お前は無理でしょ」と言われたのが気に触った。

しょうもないかもしれませんが
そんな経緯があって、負けず嫌いな僕は自分で決めた目標を達成したかったのです。

それで断って辞めるという決断が出来なかった。

それに、何となくここで辞めたら後悔するかもという気持ちもあった。


二つ目は結婚した時。

ちょうど結婚したぐらいのタイミングの時も色々と悩んでいました。

自分は正社員に上がることを目標にしていたので、
その後のことは考えていなかったからです。

社員には階級があって、もちろん最初は一番下なので驚くほど基本給が低かった。

残業もそれなりにやって、夜勤もやっているのに15万とかでした。
契約社員の時の感覚からすると5、6万ぐらいか、それ以上給料が下がった。

給料明細を見て、
こんな分かりやすく「はっ?」と言ったのは初めてかもしれない。


社員になってからやることが増えたのに、
給料がそんなに下がったらやってやれないですよね?

それも結婚して間もないぐらいのタイミング。

それは悩みます・・・

その時から起業して独立したいという気持ちが強くなっていました。

しかし、いきなり資金も人脈もないのに起業するなんて突拍子もないことを言い出したら流石に奥さんの両親も心配するに決まってます。

一応大手企業で正社員に上がれたというのに、
安定を手放すなんて側から見たら異常なのかもしれませんね。

結局その時も辞めれなかったのですが、
あの時思い切って行動していれば。と今でも後悔しています。

でもこれも過去のことで考えたって仕方がないこと。

ちなみに、転職してどこか違うところで働くという選択肢は僕の中に1ミリもなかった。

この時から自分の性格的にサラリーマン思考は合わないと気付き始めたからです。


考えるだけでは人生は好転しない

考えるjpg


僕は子どもが産まれてすぐに鬱みたいな状態になってしまったのは、考えすぎたからだったと思います。

普通子どもが産まれたなら父親としてもっと仕事頑張ろうという気持ちになりそうなものなのに自分は、

・このままでいいのか?
・こんな毎日仕事(苦痛)に耐えて疲れ切った姿を子どもに見せなければいけないのか?
・結局自分を押し殺して我慢するしかないのか?

そんな思考になっていました。

おかしな話ですよね?

本来なら子どもが産まれて最高に幸せなはずなのに。

今思えばこんなこと考えていたら病んでいくに決まってます。

いくら考えたって状況は変わらないのに、
なぜかひたすら悪いことばかり考えていました。

結局、状況を変えたいのなら何か行動を変えるしかないのです。

僕は周りの友達から見たら人生うまくいっていると思われているみたいですが、自分自身はもっともっと上を目指したいし、状況を変えたいと思っています。

だから、
今できることをコツコツやっていくしかないという感じです。
なのに、いまいち本気で取り組めない意識の低さが自分の中にあるのは不甲斐ない。

それでも、悪いことばかり考えるのをやめて
今できることに全力を注ぐことに専念するしかない。

だから僕は考えたってどうしようもないことは考えないことにしました。

会社の不満も言わないようになってきました。
悪いことばかり考えてたら悪いことが起こるような気がするので。

考えたり悩んだりするぐらいなら何か行動を変えてみます。


なんだか文章を書いているうちに気持ちが入ってきて随分長くなりました。
自分の気持ちを文章にしてみるというのはいいものです。

最後まで読んでいただきありがとうございます!

よろしければサポートお願いします!頂いたサポートは本や他の人のnoteを購入するために使わせていただきます。