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就活狂想曲 -job-hunting rhapsody-

就活って何なんだ。

特に文系の3年夏から事実上始まるそれに対して、僕は不信感しか無い。大学3年そして4年前期と言えば、大学1,2年で学んだ基礎知識を生かして学問を深め、卒業研究や卒業論文に向かっていく大切な時期、であるはずだ。

しかし現状はどうだろう。3年の夏にインターンに参加し、自己分析(笑)をしている。秋になればまたインターンに参加したりSPI対策したり、もしかしたら早期選考ルートに乗っかって、大学の授業を欠席してまで適性検査や面接を受けなければならない。

大学生は根源的に、大学に勉強しに来ているのであり就活のために来ているのではない(現状は兎も角)。本来ならば就職活動は大学卒業後に行われるべきだろう。

しかし日本は社会的圧力の国だ。大学3年から始まるこのくだらない就活のレールに乗り切れないと、さながら人生の落伍者である。既卒の就活が厳しいのは周知のとおりである。

一体企業は学生に何を求めているのだろうか。前述の通り、少なくとも学業ではないだろう。そして嘘まみれの自己PRを聞いているということは、その本人の個性でもない。

だったらもう、「総合職、学部不問」などという不毛な募集を止めて、「経理職、日商簿記2級以上」など、職種とターゲット層を絞った募集に切り替えていくべきだ。

出来ることなら、大学を卒業したあとすぐには就活せずに海外をフラフラと回っていたい。人生100年時代、20代前半で組織に縛られて働き続けるなんて僕はまっぴら御免だ。しかし日本社会のあり方などそう簡単に変わらないだろうことも事実だ。一体僕はどう身を振れば良いのだろう。何もわからない。狂った就職活動。


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