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生バジリコが余ったら「バジリコマヨネーズ」を作る。

生バジリコが余ったら「バジリコマヨネーズ」を作る。

生バジリコは料理に使うと格段に香りが良くなるステキアイテムだ。

最近はスーパーでも売っていて買いやすい。

でも残ったらもったいないな〜という声も多い。

そこでお勧めしたいのが「バジリコマヨネーズ」だ。

作り方は簡単、バジリコを潰してマヨネーズと混ぜるだけ。

バジリコは生で置いておいても黒くなってカビるだけなので、早めに潰してマヨネーズと合わせておくのが無駄なくバジリコを楽しむ方法なのだ。

そして微量のにんにくと仕上げのパルメザンチーズを加えると味に深みが増してさらにおいしく頂けるだろう。

バジリコマヨネーズの使用例サラダチキン(料理制作・スタイリング撮影:さわけん)

分量は適当でいいが一応載せておくと

バジリコ     10g
オリーブオイル  大さじ1
にんにく     少々
マヨネーズ    大さじ2
パルメザンチーズ お好みで少々

1、バジリコを洗って水気を切り、葉はざくぎりにする。枝は短くカットする。

2、すり鉢にバジリコとオリーブオイル、にんにくを入れてすりつぶす。

3、潰れたらマヨネーズを加えて塩で味を整えてパルメザンチーズを加え完成。

ポイントは香り。

バジリコの香りは揮発するので、油と一緒に潰す事が重要だ。

そうすると油にバジリコの香りが残りやすい。

面倒な人は直接マヨネーズを加えて潰してもいいが、潰れ具合が見えにくい。

ま〜いずれにせよ「バジリコの香りを残す」ことが1番の目的なので、油かマヨネーズと一緒に潰そう。

枝を細かくカットするのは長繊維が残りやすいからだ。
同じくバジリコを潰すジェノベーゼのレシピだと葉のみで作るレシピが多いが、枝もいい香りがするのでもったいない。
自家製なら使ってしまいたくなる。
それなら枝は短くカットするのがいい。

すり鉢を使っているのは少量でもできるからだ。

ミキサーやハンドブレンダーの場合はそこそこの量がないと刃にかからない。

今回の提案は「余ったバジリコの香りを生かす方法」なので、葉1枚でも余ったらできるすり鉢で作っている。

すり鉢が便利でステキすぎるのでお持ちでない人は買ってよし。

あとはお手元に残ったバジリコの量に合わせて他の材料をお好みで加えていただいたらOKだ。

オススメの使い方


使い方はマヨネーズなので合いそうなものに掛けるだけではあるが、気持ち的にはこれだけで味をつけるというよりもアクセントとして使う方が良い気がする。

サラダでもいいし、茹でたじゃがいもやゆで卵、ポーチドエッグに使うとオシャレ。

サラダチキンやカプレーゼなど淡白な肉類・チーズ類にも合う。

魚介なんて茹でても焼いても何でも合うし、ミネストローネなどのスープにもかなり入れたい。

個人的には茄子のピッツァや茄子を使ったパスタのアクセントにお勧めだ。

昔、辻調の永作達宗先生のイタリア料理講習で習った茄子のピッツァの仕上げがバジリコマヨネーズだったな〜なんて思いだしながら作るおすすめの使い方なのだ。

これで生バジリコを買う時の心配事が減って買いやすくなれば食卓が少し豊かになるはずなのでお試し頂けたらと思う。

2024年5月26日 キッチンまわり評論家・科学する料理研究家 さわけんシェフ

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