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さわかみ投信は本当に怪しい? 実際に働いてみて分かった4つのこと

「さわかみ投信」と検索エンジンに入力すると、ほぼ間違いなく「さわかみ投信 怪しい」というキーワードをお薦めされます。

こんな感じで…

幸いなことに、「お前んとこの会社は怪しいな」などと面と向かって言われたことはありません。

しかしながら、多くの方が「さわかみ投信は怪しいぞ」と感じているのは間違いないでしょう。

それもそのはず。
我々は、投資会社にもかかわらず、

「世の中をおもしろくしていこう!」
「頑張っている企業を応援しよう!」

などと発信したり、

お客さまのことを“ファンド仲間”と呼んでみたり…

入社後4年経過しましたが、未だに変な会社だなあと思う時があります。

今回は、さわかみ投信は怪しい会社なのかどうか、社員の目線から見ていきましょう。


我々が販売するのは投資信託1本だけ

怪しいのかどうかという議論において、重要なのは、その会社の扱っている投資商品・スキームはどんなものなかということではないでしょうか。

私たちが取り扱っている商品は「さわかみファンド」1つだけ。
そして、「さわかみファンド」は、“オープン・エンド型 投資信託”という種類の商品です。

この“オープン・エンド型 投資信託”というスキームは非常に投資家にとって優れており、安心できる投資商品であると個人的に考えています。

理由は様々ありますが、私がピックアップしたいのは2つです。


①分別管理されている
いきなり専門用語で恐縮ですが、要するに、お客さまの資金と会社の財産が全く別で管理されているということです。

つまり、多くの投資詐欺や投資トラブルのように、お客様の資金が会社の運転資金になったり、騙し取ったりということが全くできないスキームになっているのです。

また、仮にさわかみ投信が破綻したとしても、お客様の資産が守られる仕組みとなっており、安心できる投資商品だと思います。

投資信託の仕組み 出典:一般社団法人 投資信託協会


②いつでも解約可能
さわかみファンドは、いつでもやめることができます。祝日を除けば、解約の申し込みからだいたい1週間程度でお預りしている残高をお戻しすることが可能です。
(※正確には、解約申込日から4営業日後)

会社都合によって、引き出しを止める・遅らせるということは、原則できないため、初心者でも取り組みやすい投資商品だと思います。


我々は基本丸裸

さわかみ投信・さわかみファンドにかかる多くの情報は白日の下にさらされています。
毎営業日、基準価額は更新され、新聞の投資信託欄にも公表されます。

月に1度ポートフォリオは全て公開しています。

※イメージ

・どんな会社に投資しているのか
・いくらで投資したのか
・どんな比率で投資しているのか など…

企業秘密?とも言える情報をここまで公開しているのは業界でも我々ぐらいでしょうか。

また、我々は上場企業ではありませんが、監査法人による監査を受け、財務諸表を開示する義務があります。

従って、誰でもさわかみ投信の財務状況等を確認していただくことができ、倒産しそうなのかなど、分析していただくことも可能です。


行き過ぎたお客様第一主義

うちのお客様応対において、自社の利益に資するかどうかという視点は一切ありません。

言葉で書いてしまえば、簡単なように聞こえますが、初めてその現場を目の当たりにした時には衝撃が走りました。

というのも、私は学生の頃、携帯電話販売代理店で働いていた経験があり、押し売りセールスや利益追求のためにお客様の意向に沿わない案内をすることは日常茶飯事でした。

そんな人間からすると、

「ウチの考えと合ってないと思いますよ」
「一旦、購入はストップしましょう」
「利益は引き出してどんどん使ってください!」


と案内している姿は驚愕でした。
(今でも違和感があります)


お客様は利益を上げているのか
ここまで御託を並べてきましたが、一番重要なのは、さわかみファンドを購入したお客さまが利益を上げているのかという結果でしょう。

もちろん、1人1人お客さまの生活があり、置かれている状況も違います。だからこそ、一概に語ることは間違っているかもしれませんが、結果は下記に示すとおりです。

運用損益率算出方法:(評価金額+累計受取金額)/累計投資金額
対象:2022年3月末に残高があった顧客
※比較可能な共通KPIとは異なります


変な会社であることは間違いない

我々も金融機関の1つであり、お堅いイメージの通りです。大味な発信内容とは裏腹に、細かく丁寧、厳格な仕事が求められます。

一方で、そんな仕事に従事している人間がこのような記事を書き、それを取締役や社長がチェックし、掲載することにOKを出しているのです。

怪しい会社だとは思いませんが、変な会社であることは間違いないでしょう!

もし、興味を持っていただけましたら、他の記事も読んでみてください。
また、我々はいつでも新たな乗船者を歓迎しています!


執筆者:高橋 誉主
2019年新卒入社。
直販部資金決済チームリーダー兼DXチームリーダー。

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