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運動神経を向上させることでサッカーを上達させる

スポーツの苦手な子供はたくさんいます。

スポーツをさせることで少しは改善されると思い、
運動系のスクールに通わせたりしますが、それでもなかなか上達しません。

当然うまくいかないので苦痛になり、そのうち辞めてしまいます。

スポーツが得意ではない子供に、スポーツを習わせても上達はしません。
なぜなら、スポーツの向上とは運動神経に関係してるからです。

運動神経とは、その子供が持って生まれた才能です。
この才能自体は、スポーツで向上するものではありません。

スポーツを上達させるためには、運動神経というベースを向上させることが必要になります。

我々のサッカー指導でも、幼少期にこの運動神経を向上させるメニューを取り入れてみっちりと練習をすると、その後のサッカーの上達スピードが飛躍的に上がります。

半年もすれば見違えるほど動きが変わってきます。

運動神経の定義


ではまず、運動神経とは何なのか?

これは私なりの運動神経の定義があります。
それは、タイミングを取ることができるかどうかです。

運動神経=タイミングを取る能力

では、タイミングとは何か。
それは、以下の2つの要素で構成されます。

①予測力
②思い通りに動かせる身体


例えば、足は速いけど、鬼ごっこが苦手であったりする子供などもいます。
そういう子供は、身体はよく動くのですが、物事を予測して連動させることができていないので、すぐ捕まってしまったりします。

こういう子供達は、私の定義上では、運動神経が良いとは言えません。

タイミングを取るとは、対象となるものがあって、そこに身体を連動させることができるかどうかです。

では、どのようにタイミング能力をあげていくのか。

タイミングの習得方法

タイミングの向上は、「予測力」「身体を思い通りに動かす」を切り離して習得させることはできません。

これらは同時に習得させなければいけません。

上記で説明した通り、タイミングを取るためには対象となるものがなければいけません。その対象に身体を連動させてタイミングを取るのです。

では、その対象物とは何でしょう。

我々が使っているのはです。
一定のリズムに身体を連動させて、タイミングをとります。

そして、このリズムにタイミングを合わせる行為とは、予測力が必要になります。

リズムに身体を連動させるとは、一番単純なタイミングを取る行為になります。

運動神経を向上させ、同時にサッカーも向上させる


このように、リズムを使ってタイミングを取る訓練することで、運動神経の回路が発達し、そしてそのベースを向上させながら、同時にサッカーの必要となる動きをこのリズムトレーニングに取り入れていきます。

ここでは、詳しい動きに関しては説明はしませんが、このトレーニングの流れにより、サッカーが飛躍的に上手くなります。

サッカーを最短距離で上達させることで、本当にサッカーが好きになる

やる気のある子供が、努力すれど上手くならず、いずれフェードアウトしていく姿は過去にたくさん見てきました。

この子供達は、やる気や、練習量や、センスがないなどの理由で、いずれ指導者達にサジを投げられて陽の目が当てられなくなります。

しかし、これらの子供達の本当の問題点とは、運動神経のベースが低いという点なのです。運動神経が低いゆえ、サッカーが上達していかないのです。

スポーツをすれば運動神経が上がるものではありません。
運動神経とスポーツは別ものなのです。

運動神経のベースは人それぞれですが、どのような子供も例外なく向上させることは可能です。

そして、そのベースを上げることが、スポーツを向上させる上で一番に着手すべきことになります。

このような方針でサッカーを習得させることで、最短距離でサッカーが上達していくので、副産物として、本心からサッカーを好きになっていきます。

それにより、フェードアウトする子供達はほとんど出てきません。

フェードアウトする子供達をなくすために、この運動神経のベースを向上させるというアプローチはとても重要になるのです。

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