Twitterからの移行先を求めて。Blueskyはじめてみた。
イーロンマスクによるTwitterの買収から、かなりBADな感じでTwitterが運営されているように感じるので、いつ終わりの時が来てもいいよう次なるSNSを求めて彷徨う昨今。とはいえ高校時代から10年以上利用してきたサービスがこうして下降の一途を辿っているのはやはり悲しい。
どうにかならないのか。ならないんだろうな。
近年では分散型SNSが登場しており、Mastodon、Misskey、Nostrなどさまざまな移行先が挙げられる。それらをTwitterの次なる候補として手当たり次第に触っている状況だ。そんな中でも個人的な本命のBlueskyで運良くクローズドβ版のアカウントを開設することができたので、触ってみた感想を書いていく。
Twitterかな?
Blueskyは、もともとツイッター社が開発を主導していた分散型SNS。その見た目はほとんどTwitterそのものと言ってもいい。
未来を見ているはずなのに過去に戻ったかのような不思議な感覚だ。
現在、メインの2つのタブ(Twitterでいうおすすめ、フォロー中)はフォローしている人のPostが表示されるFollowingと、注目を集めているPostのWhat's Hotで構成されている。
What's Hotはおそらく「いいね」的な役割の♡の数で選別されている。ちなみに現在(2023/04/07)、有名人・著名人はほとんどいない。
こちらはiPhoneアプリのメニュー画面
メニュー
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ホーム
通知
プロフィール
設定
の5項目が存在する。
通知はこんな感じで表示される。
Feed画面。自分のPostしかないけど。
ご覧のようにほぼTwitter。
主な用語
Post: Twitterのツイート
Feed: Twitterのタイムライン
Repost: Twitterのリツイート
Quote Post: Twitterの引用リツイート
ちなみに動画はまだ投稿できないようだ。
そして、ブロックができないこと、Bluesky.socialサーバーでのR18コンテンツ掲載禁止には注意が必要である。
実家のような安心感
昔のTwitterのような雰囲気が漂っていると感じるので、いずれここにも人が集まるのではないかという期待もせずにはいられないところである。ガラケーでTwitterをやっていた日々が懐かしく思い出される。誰をフォローしていいかも、何をツイートすれば良いかも分からずソニエリのサイバーショットのスライドケータイからモバツイを開いて使ってたんだよな。
基本的にはTwitterと似ているから驚きというものはない。逆に実家のような安心感がある。
最低限の装備と今までの他ゲームのプレイ経験を頼りに始めるRPGの最初みたいな気分になれるので結構楽しい。
村人を見つけて話しかけながら物語を進めていかなければならない。
現在の規模感
SNSはサービスの質もさることながら、結局のところ知り合いが使っているか、好きな人が使っているか、見たい情報がそこにあるかが重要なので、人が増えないことには何も始まらない。
2023年4月7日の今日現在でベータ版ユーザー数はおそらく8000人台。公表はされていないものの、すべてのユーザーをフォローしていると思われる方のフォロー数がそのあたりだった。今後は招待制ではなくなるだろうし、いずれこのSNSをメインにする人が増えるのではないかと予感させるものがある。
※追記
2023年4月11日現在で13000人台。
分散型といえど、今はまだ一つのサーバーに多くの人が集まっている段階なので、今後サーバーが増えたときにどのように散らばっていくのかはちょっと想像がつかない。
それとクライアントの開発などは日本の方々がかなり活発に進めている印象を受ける。すでにいくつかのクライアントが公開されている。
技術的なことはよくわからないのでUX的な切り口でしか語ることはできないのだが、「機能が盛られまくる前の昔のTwitter」というのが1番正しいように思う。
先に述べたNostrにも似てるが、技術のことを分からなくても安心して使える雰囲気なので非エンジニアにとっても優しい仕様になっている。Misskeyの方はジャパニーズインターネットの文脈が多分に反映されている雰囲気で、それもなかなか大きな障壁になっていると感じている。その両者のハードルがそれほど高くないBlueskyはTwitterから気軽に流れ込めそうな雰囲気をもったSNSだと言えるだろう。
まとめ
今のTwitterを見ていると、ジャックドーシーがTwitterを中央集権にしたことを後悔している意味が良くわかる。
非中央集権のSNSであるBluesky、現在はサーバーが少ないのでまだそのサービスの全体像が見えてはいないものの、流れによってはTwitterから完全に乗り換えるのもありなのかもしれないと思っている。
せっかくだしChatGPTの力を借りながら、AT Protocolを使ったサービスを作ってみたいなという気持ちにもなっている。
実際BlueskyはAT Protocolの一つのショーケースとしてのSNSであり、その本質はAT Protocolにあるようなので、今後どのように展開されていくのか見もの。
現状はざっとこんな感じです。
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