科学的な目標達成の方法
年初は今年の目標を立てる方も多いかもしれません。
そして、その目標も結局うまくいかないで終わってしまうと言うことも多いのではないでしょうか?(自分もですが)
今回は、しっかりと効果があることが研究結果として出ている目標達成の方法をご紹介します。
それは、WOOPと呼ばれる方法です。
詳細はこちらの本で解説されています。
『成功するには ポジティブ思考を捨てなさい 願望を実行計画に変えるWOOPの法則』ガブリエル・エッティンゲン (著)
(アマゾンのリンクを貼ろうと思ったのですが、絶版となっており、しかも、中古は2万円近くになっていました・・)
WOOPでは、目標を4つに分けます。
W(Wish):願い
O(Outcome):結果
O(Obstacle):障害
P(Plan):計画
Wは、抽象的な願望を設定します。例えば、「健康になりたい」「収入を増やしたい」などです。
Oは、Wがかなったときに得られる具体的な結果です。
「健康になりたい」であれば、3か月以内にコレステロールの数値を20%下げる、
「収入を増やしたい」であれば、4月までに副業で月5万円稼げるようになる
などです。Oに関しては、慣れないうちは3か月くらいで実現可能なものに設定したほうがよいでしょう。また、Oについては、具体的な数値を入れてください。
3つ目のOは、結果を実現するために障害となる事柄をあげます。
ここはWOOPで重要なところなので、具体的にできるだけ細かくリストアップしていきます。
コレステロール値を20%下げるために以下のことをすることとします。
・週5日禁酒する
・1日30分運動する
・夜食をしない
これらを実行する際に発生すると予想される障害を書き出します。
1.コンビニに行ったときに思わずお酒を買いたくなる
2. 仕事が忙しくなって、仕事が終わった後、息抜きで一杯やりたくなる
3. 寒くて運動する気にならない
4. 遅くまで仕事をしていて、お腹が空いて我慢できなくなる
・・・・
この1~4が3つ目のOになります。
最後のPは、これらのOに対して、障害が発生しそうになったときの対策・代替案を考えます。
1.に対しては、
1-1. お酒の代わりにノンアルコール飲料を買う
1-2. 酒を飲んで調子が悪くなった時のことを思います
1-3. 酒を飲まずに酔っぱらわなかった場合、何ができるかを想像する
のように1の状況になったときの対策をリストアップしていきます。
これをそれぞれのOに対して行います。
最後の二つは、IF-THENプランとも言います。
xxxxが起きた時にxxxxxするをあらかじめ決めておくことで何か問題が生じた時に対処がしやすくなります。
あらかじめプランを決めておかないとその場しのぎのいつもの自分のパターンで行動をしてしまいます。
WOOPは簡単ですが、とても強力なツールです。
ぜひ、試してみてください。
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