ビジネスのエコシステム

僕の勤めていた会社(SAP)では、自社と自社製品に関係する顧客、取引先、株主などのステークホルダー、社員を含めてビジネス・エコシステムなのだと本社のCEOなどから言われ続けました。

また、システム導入で協業するハードウェア会社、コンサルティング会社、開発会社などをビジネスパートナーと呼んでいて、お客様に価値を提供する協力者であるということを教えられました。当然ながらそのような会社を業者扱いしたり下請けとして下に見たりと言うことは企業文化として許されない雰囲気でした。

我々がそういうスタンスでいても、後から日本に進出してきた我々に対して上から目線で関わってくる同業者は一杯いましたし、我々を業者扱いして見下してくるような顧客も多く出会いました。

例え、そういう目に自分があったとしても自分が関わる一般的に言うと下請けとなるような会社相手でも対等な立場で敬意をもって接してきました。

一緒に仕事をする相手の方々を大切にするという極当たり前のことを実践してきたおかげでサラーリマン時代にお世話になった方々と今でも仕事を一緒ができるのだと思います。

もし、サラリーマン時代に下請け扱いをしていたら、そういう目にあったところは独立した私なんか相手にしなかったのではないでしょうか。

非生産的なヒエラルキーをビジネスの関係性に持ち込む企業・人はこれからどんどん仕事がしづらくなっていくだろうと感じています。

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