【SAP】クラシック音楽とSAP
僕がベートーヴェンの交響曲を全曲通しで初めて聴いたのは、小学3か4年生のとき。
なぜかベートーヴェンの交響曲第5番の有名な例の旋律
「ジャジャジャジャーン」
の続きがどうなってるのかがとても気になったのです。
そしたら、たまたま、家に同曲のレコード(当時はCDもなくてレコードでした)があったので、聴いてみたのです。
どういうわけかすごくその音楽の世界にひきこまれました。
それから、毎日のように、それどころか1日に何回もひたすらこの曲を聴くようになりました。(変わった小学生ですね・・・)
そのうち、他のクラシック音楽のレコードも聴くようになりました。
当時好きだったのは、同じくベートーヴェンの交響曲第6番やバッハの管弦楽組曲、モーツァルトの交響曲第40番、41番などでした。
後に大好きになるベートーヴェンの他の交響曲やブラームスは当時聴いてもピンときませんでした。
それ以来、クラシック音楽は自分にとってかけがえのない大切なものになりました。楽器経験が全くなく、楽譜もろくに読めなかったのに、大学でオーケストラ部に入団し、ヴァイオリンを弾いたりもしました。
とりわけ、ベートーヴェン、ブラームス、バッハなどのドイツ作曲家の曲が好きです。
さて、大学院2年になって大学に残るか就職するか迷った末、就職することに決めて就職活動を始めました。
当時は、ITにもプログラム言語にも全く興味がない、むしろ、嫌いと言った方がよくていわゆるIT業界は就職活動の対象から除外していました。
ところが、なぜかSAPだけは、ちょっと興味があって、資料請求をしました。
送られてきた資料には、ERPソフトのことがあれこれ説明されてましたが、学生の自分にはちんぷんかんぷんでしたが、何やらカッコいいなとは思いました。あとは、やっぱり気になったのはドイツの会社であること。
そんなわけで説明会に参加して、無事、内定がでて就職することになりました。
SAPに入社してドイツ人とも仕事をしましたし、ドイツにも何回か出張でいきました。
「ドイツ」と一括りにするには過度な一般化ですが、やっぱり、SAP製品に流れる思想や製品開発に対する取り組み方などはドイツ人作曲家の作品と共通するものを感じます。
SAPの製品思想は基本的に創業時からR/3、今のS4に至るまでブレていない思いますが、このブレのなさ、こだわりの強さは例えば、ベートーヴェンの交響曲などに近いものを感じます。また、製品のち密さや整合性の取り方はバッハのフーガなんかを想起させます。
20年以上にわたって、SAPの仕事を続けられたのもこれらの部分への共感があったからのように感じています。
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