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どんなあなたも、それでいい。読書記録#8

『それでいい』, 細川貂々, 水島広子, 2018

 「感情を大切にすること」
「そんなの人間だから当たり前だと思うこと」

 

 細川貂々(てんてん)さんは、『ツレがうつになりまして。』の著者です。でも、貂々さん自身は、人づきあいが苦手、自分って何をやっても上手くいかない、というネガティブクイーンだったそう。

 ある日、貂々さんは、精神科医の水島広子さんのもとを訪れ、対人関係療法に出会います。本書は、貂々さんが、「それでいい。」と自分を認めてあげるはじまりの物語。

 何かもやもやを感じている人、自分を「それでいい」って思うことが苦手な人、そんな人にぜひ読んでほしい本です。

 心に残った文をいくつか紹介します。誰かの救いとなりますように。



どんなに ポジティブな人でも
何かストレスを 感じることに ぶつかれば ネガティブになる
それが当たり前


大事なのは 「それでいい。」 と思うこと


人間の変化は、現状の肯定からしかあり得ないのです


一体どういうふうにすると ありのままを受け入れられるんですか?
って聞かれます

何もしなくていいってことなんです

「ありのまま」は「あるがまま」だから「自然のまま」ですよね


「これでいいんだ」というところからはじめる


自分がわざと やったことって ひとつもない

わざとネガティブになったとか 
絶対にない

そうやって生きてきたから 
そういうふうになってる

自分についても 他人についても
カンペキじゃないことを
もっと

積極的に許していかないと
すごく生きづらくなる


人間は成長する存在です


自分が気づいていないだけで
変わっている所は
たくさんあるんです


 


 最近私は、悩んできた家族との関係が大きく変化しました。それまでの道のりは、自分の感情を見つめ、許していくプロセスだったように思います。それはまさに、「それでいい」と認めることでした。

今の自分を肯定することが、変化のはじまりなんですね。

みんな悩みながら、一生懸命に生きている。

みんなそれでいい。
私もあなたも、それでいい。








 

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