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何の変哲もないご近所の野山の眺め

自転車(ロードバイク)を趣味としている内に、隣近所の山を走る農道に向かうことが多くなりました。意外と整備がちゃんとされていて、すれ違う車もわずか、走りやすいんですよ。さらに最近気づいたのが、ロードバイク乗車中の天敵、風がないことです。周りが林なので天然の防風林になっているようです。

始めは、当然、周りはタダの緑一色でした。

走る最中、考えることもないので「たまに見かける花を見分けられるようになろうかな」って、安い雑草の本を買いました。

昔から知る近所の山です。観光地ではありません。ゴミがけっこう落ちています。薄暗い時間になると、それはもう怪しい、アスファルトが落ち葉だらけの林道です。

世の中にたくさんいるアイドルも、それぞれの個性を見分けられるようになると面白いものです。「草木もおんなじだ」と思ってしまいました。

雑草の花に始まって、背景となるシダ植物、食べられる野イチゴ、蔓延る外来種、数百メートルしかない標高の山にも高い低いで変化がありました。

季節の変化にも気付きました。新緑から、深緑、秋の花と実り、冬にも枯れ枝や枯草の多い中、わずかに咲く花があります。地域的に紅葉だけは少ないのが残念でした。

一日のうちでも、午前中はやっぱり気持ちいいものですね。上手く切り取れば、それなりの一枚が撮れそうです。

もう、緑一色ではありません。

それぞれに名前があります。数mごとに景色が変わります。

緑もいろいろなんです。そこで、ふと気付きました。図鑑の中の草木、あれって、人間の一生の中で言えば、成人式や結婚式のようにほんの一瞬の晴れやかにおめかしした姿なんですよね。そりゃあ、なかなか見分けられないはずです。

さて、画像はその山の頂上にある展望台です。

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