【ホンネ】副業ライターで月10万円達成したプロセス | 食パンさん
ライターのさわです。今回は、現役の看護師さんで副業ライターとして2年目になる食パンさんをインタビューしました。
食パンさんは、これまでさまざまな副業を試したそうですが、どれもパッとしなかったそうです。
しかし、ライターを始めてみたところ、1年半で副業で月10万円を達成!
本業の収入がありながら、さらにプラス10万円は魅力的な金額ですよね。
最初の仕事をどうやって取ったのか、10万円達成時の具体的な文字単価や文字数、執筆時間などが気になるところです。
今回のインタビューでは、食パンさんの仕事に対する向き合い方や圧倒的な努力量が深く印象に残りました。
このnoteは、以下の方におすすめです。
それでは、スタート!
看護師・介護福祉士・薬機法管理者ほか「食パン」さん
ーーまずは簡単に自己紹介をお願いします。
35歳/男/独身の副業ライター「食パン」です。岡山県で看護師をしながら副業ライターとして活動しています。
名前の由来をよく突っ込まれるのですが、これはツイッターのアカウント登録の際、手に持っていたのが食パンだったからです。
まさかこんなにも長くお世話になるとは思いませんでした。
ーー現在は本業が看護師さんなんですね?
はい、岡山の小さな個人病院に勤めています。
最初は介護士として地元の老人ホームで働いていたんですが、キャリアアップのために看護士学校で学んで資格を取り、看護師になりました。
ーー副業でライターを始めたのはなぜですか?
そうですね。なんといっても、ライターは即金性が高く魅力的でした。
体を削って副業アルバイトをかけもちしたり、地元でイベントを企画したり。
本業と合わせて18時間くらい働いていた時期がありましたが、まとまった収入にはなりませんでした。
副業界隈のインフルエンサーが発信していたネット情報に影響されてはじめたブログもうまくいかず。
その後、似た職業であるライターを知り、記事を書くとブログよりもお金がもらえたので、これは稼げるぞ!と。
これがきっかけでライターを本格的にやってみようと思いました。
最初のお仕事はクラウドワークスから
ーー最初はどうやってお仕事をもらったんですか?
最初は、クラウドワークスに登録して募集されていたお仕事に応募しました。
単価0.1円×20記事。初心者の人でも教えます、学びながら一緒にやっていきましょう、という案件です。
これは介護系の記事で、構成、執筆、入稿、画像選定などすべて込みの報酬でした。
単価の見方もよくわからなくて、20記事で4,000〜5,000円になると思って応募したんです。
でも、支払いの時にはなぜか1,000円 / 20記事と。
文字単価で計算したら0.05円なんですよね。勉強になりました。
他には、X(ツイッター)からのお仕事もありました。
ーー未経験なのにいきなり X(ツイッター)でお仕事がもらえたんですか?
最初はX(ツイッター)も見るだけでしたが、思い切って「お仕事ください」と投稿したら、その10分後に「どうですか?」と話があって。
たまたまだとは思うんですけどね。
プロフは看護師や介護士の経験や希望文字単価を記載して、ポートフォリオをnoteに書いて貼っていました。
実は最近もX(ツイッター)で大きなお仕事をいただきました。
クライアントが介護関係の資格を持っている人を探していたようで、ケアマネ(介護支援専門員)と介護福祉士を持っている自分を検索して見つけてくれたようです。
ーー現在はライターとしてどんなお仕事をされているんですか?
美容系や医療系、小児関連の商品レビュー記事などを書いています。
医療系だと心臓疾患や心不全などお医者さんの監修があるような専門的なものもあります。
自分の経験や知識が役に立つことも多いし、リサーチもしやすいので書きやすいですね。
レビュー記事では商品を実際に使ってみたり、クラウドワークスで口コミを集めてみたりすることもありました。
現在3〜4社のクライアントとお仕事させてもらっていて、半年くらいから一番長いところでは1年継続でお仕事をいただいています。
このクライアントとは一度案件が途切れたんですが、再度新しい条件でお声がけいただきました。
結果的に1年以上のお付き合いになります。
ーー素敵なクライアントとの出会いって大切ですよね。食パンさんはどんなクライアントとお仕事したいですか?
やりとりに人間味があって、中に人間がいるなって思えるクライアントだとうれしいです。
こちらを気遣ってくれたり、評価してくれたりするので、助けられながらモチベーション高く続けられます。
よいクライアントは第一印象から変わらず、よいクライアントだなって思いますね。
副業ライターとして月10万円達成!
――月10万円を達成したときの単価や文字数はどのくらいだったんですか?
10万円達成時は、月に17記事書きました。
文字数は約6万文字、単価は1〜2円、他に構成のみの案件が少しありました。
構成のある案件が1万文字くらいありましたが、ほとんどは見出しをもらって文章だけ書いた案件です。
あとブログからの収入が約5,000円あって、合計10万円になりました。
ーー食パンさんは、日勤も夜勤もあってお忙しいですよね。執筆時間はどのように確保しているんですか?
自分の場合は、周囲に友達がいないので変な誘惑がないんです。
あとは見られていないと集中できないので、無理やり作業に集中できる環境を作っています。
もくりやX(ツイッター)のスペース、カフェなど誰かに見られている環境で作業すると執筆が進みます。
ポイントとしてはこんなところですね。
ーー具体的には、1日どのくらい書いていましたか?
仕事が終わったら帰宅せず、カフェに直行していました。
ご飯も食べません。食べると眠たくなってしまうので。
日勤の場合は19時くらいから作業開始して22時にカフェが閉まるまで。
仕事が立て込んでいるときは、その後漫画喫茶に移動して深夜まで書くこともあります。
夜勤のときは日中に時間があったので、仕事に出るギリギリまで書いてました。
10万円達成した月は、本業と寝る時間以外はすべてライティングにあてている状態でしたね。
――月10万円達成はすばらしいですが、なかなかハードな毎日でしたね。
実はお恥ずかしい話、やらなきゃいけないのにできない、と気持ちに限界がきた時期がありました。
仕事するためにカフェに行くんですけど、はじめるのが嫌でわざと遠くのカフェに行ったり、着いたものの店に入れなくて駐車場でぼーっとしたり。
それでいて、2、3日おきに納期があったので、仕事のことが常に頭から離れませんでした。
薬機法管理者の資格を取得!
――薬機法管理者の資格に合格されたと聞きました。これはなぜ取ろうと思ったのですか?
10万円を達成した月に、今の自分の限界がここだとわかったんです。
今のままでは、本業で看護師をしながらこの作業量を継続するのは難しいと感じました。
副業収入を増やすには、執筆速度か単価を上げるしかないんですよね。
そこで医療関係と相性のよい薬機法管理者の資格を取ることを考えました。
他の人が簡単に書けない記事を書けるようになれば、自分の強みの一つになるかもしれないと思ったんです。
――薬機法管理者とはどんな資格なんですか?
薬機法という医療や美容などに関する説明表現を規制する法律を学べる資格です。
健康食品や化粧品、健康グッズやサプリメントなどを扱う記事のときに、薬機法により書ける表現と書けない表現があるんです。
薬機法管理者の資格を持っていれば、薬機法が絡む表現を正しく書き分けられる知識があると証明できます。
――薬機法管理者であれば書いてもよい表現があるんですか?
いえ、そういうわけではないです。
あくまでも法に触れない表現の知識があるというだけです。
薬機法に触れると多額の賠償金を請求されることもあるので、医療系や美容系メディアのクライアントは薬機法の知識のあるライターを探しているみたいですね。
ちなみに、薬機法管理者に受験資格はないので、医療や美容などの就業経験がなくても受けられますよ。
――医療関係の仕事をしていたから勉強しやすかったとか…?
いえ、介護や看護と薬機法の知識はかぶらないので、まったく新しい分野を勉強したかんじです。
薬剤師さんだとかぶる部分もあるかもしれないですね。
執筆の合間に4〜5ヶ月くらいは勉強したと思います。
スマホとパソコンで学べるので、スキマ時間もフルに使っていました。
薬機法管理者講座をネットで申し込むと資料が送られてきます。
15章くらいに分かれていて、それぞれチェックテストがあるんです。
それをコピーして何度も問題を解き、わからなければ資料を読んだりまとめたり付箋をつけて確認したりしました。
試験自体はわりと簡単で「もっと早く受けても受かったかな」といった印象です。
問題を繰り返し解いていれば、受かると思いますよ。
薬機法管理者の試験は、自分のタイミングで自宅にいながらネットで受験できます。
約1時間のテストを受けて、1週間くらいで合格通知が届きました。
――YMAA認証マーク資格も取得されたとか?
YMAA認証マーク資格は医療広告に記載する表現に関する試験で、ネット上で無料で受けられるんですよ。
これは薬機法管理者の内容と重複する部分があって、もともと医療系の知識もあったので、ついでに受けたらたまたま合格したかんじですね。
今後は…
――これからはどんなお仕事をしていきたいですか?
美容系や医療系のメディアで執筆したいですね。
これまでも心臓疾患や美容関連の疾患に関する記事の執筆をしてきましたが、これからはより自信をもって執筆できる気がします。
今後は、今まではハードルが高いなと思って敬遠していた直接契約にも挑戦したいです。
また、書きたいメディアを見つけたら、問い合わせフォームからも連絡してみようと思っています。
――今後の目標は?
月10万円はガッツで頑張ればいけました。
でも正直、これでは安定して継続していくのは難しそうだと思ったんですよね。
今後はライター収入でコンスタントに10万円稼げるようになって、最終的には看護師の収入を超えたいです。
そのためにも、これからいろんなメディアに挑戦していきたいですね。
そして、現実的なところではリソースを把握することも大切だなと感じています。
あまりにキツキツで受注すると、クライアントに迷惑をかけてしまう可能性もあるので、常に余裕を持ったスケジュールにしておきたいです。
月末にクライアントに「今月リソースあるんでもう少しいけますよ?」と言えるライターが理想ですね。
まとめ
今回のインタビューで、食パンさんの真面目なお人柄や、好奇心旺盛で向上心があるところを改めて感じました。
美容系、医療系メディアでのお仕事なら、任せて安心!
食パンさんのポートフォリオはこちらです。
ぜひご覧ください。