宅建合格までの道
2023年。
3年かかりましたが、宅地建物取引士(通称、宅建)に合格しました。
仕事をしながらの辛い道のりでした。
業種も違う中で、どうやって合格したのか、少しでも参考になったら嬉しいです。
宅建士を選んだ訳
私が宅建をとろうと思った理由は、単純に士業への憧れがあったからです。
会計士、税理士、弁護士、、なにか一つでも武器をもっていたかった。
私自身、手に職がある訳ではないし向いていないのもわかっています。
かといって、理系の頭でもありません。
だから、何かできる人になるよりも、勉強してとりあえず資格をとろう!と思いました。
では、なぜ宅建士なのか。
それはズバリ…資格があるだけで採用されるから!です。笑
宅建は独占士業です。
不動産屋さんで部屋を借りるとき、絶対に受ける重要事項説明は宅建士にしかできません。
しかも、5人に1人は宅建士ではいけないというルールもあります。
つまり…使えない奴でも資格があれば必要なのです。
(もちろん、できる不動産の営業マンになるなら、資格をとってからが勝負です)
私は普通に会社員なので、資格をとったあと転職しようとか、バリバリの営業マンになろうとは思えませんでした。
ただ、人生の保険が欲しかったんです。
それには、自分の引き出しが多い方がいいなと感じました。
勉強にかかった時間
Studyplusというアプリで時間管理をしていました。
トータルで504時間。
休憩時間は一切含んでいません。
「今日は7時間図書館にこもった!」なんて言いますが、その間にお昼食べたり、ちょっとお昼寝したりしますよね。
そんな時間は全部除いています。
とにかく集中して勉強をしたのがこの504時間です。
個人の感想としては、よく時間を捻出できたなーと思います。
机についてすぐ全力で勉強をしたとして1日2時間。
ですが、仕事が終わってすぐに勉強だけに集中はできませんでした。
勉強してたら仕事の電話が入ることもしばしばありましたし、会議資料を作らないとだめなことや、残業で帰りが夜中になることも。
社会人にとって1日2時間、勉強だけに集中する時間を作ること…は本当に大変です!
(だから1年でできなかったんですが…)
なので、細切れに時間を捻出しました。
集中して2時間は無理でも、15分ずつを複数回に分けることならなんとかなります。
そうでもしないと、働きながらの時間確保は難しいです。
使ったテキスト
1年目はユーキャンを申し込みました。
給付金がでるので通信講座でもいいかな?と思ったんですが、これがまた思ったように進みませんでした。
給付金をもらうためには、途中で何度も課題提出があります。
それが、私のペースと合わずに「とりあえず提出するだけ」になってしまいました。
そして、1年目は撃沈。
1点足りずに終わりました。
2年目は、TAC出版の『みんなが欲しかった!宅建士の教科書』を使いました。
通称「みんほし」です。
分厚くないからどこでも持ち運べる!と思って選びましたが…
2年目の私には基礎的すぎました。
薄いということはそういうことです。
初年度だったらよかったのかもしれませんが、さすがに問題数も少なすぎました。
そして、2年目も撃沈。
2年目の場合は、仕事が忙しすぎて、試験前日も帰宅が夜中になるという感じで、勉強をしなかったことが要因ではあります。
そして、3年目はLECの『でる順 宅建士』シリーズです。
最初から、これにすればよかったと思うほど中身の濃いテキストと問題集でした。
一番おすすめです。
ただし、私が3年もしたからそう思えたのかもしれません。
量が多いのと、解説など深いので難しい気もします。
とはいえ、これで合格できました!
私の勉強方法
独学か予備校に通うか。
人それぞれですが、私は独学を選びました。
学校に通う時間を確保できない
そんなに資金をかけられない
絶対とらないといけないわけじゃない
資格取得は、人によって重要度やかけられる時間、費用は様々です。
私の場合、「最短でしかも絶対に」という試験ではなかったため自分のペースですることにしました。
結果としてはよかったと思っています。
学校に行かなくても、案外独学でやれたので。
教えてもらわないと分からないような試験なら、きっと学校に行く必要はあると思います。
ただ、宅建に関しては「理解」というよりも「暗記」なので、とにかく努力すればやれます。
そして、今の時代はYouTubeで大抵のことは解説してくれます。
独学といっても頼れるものはたくさんあります。
自分に合ったサイトを探してみてください。
声色や話すテンポなど合う合わないは絶対にでます。
人がいいと言っていても、自分にピッタリくるかは分からないものです。
色々見てみましょう!
勉強スタイルですが、私はコアワーキングスペースをレンタルしました。
仕事帰りに寄って勉強できる環境を確保しました。
家でできるタイプではなかったので。
図書館の自習室がお金もかからずいいと思いますが、私の場合、仕事帰りに行ける距離ではありませんでした。
それ以外、いつも寄っていたのは、マックやスタバ、ミスドなどです。
環境が変わると気分転換になり、一から集中できるのでおすすめです。
上のテキスト紹介でも分かるように、とにかく少しでも時間があるときはテキストを読みました。
休暇中の山小屋でも、出張の新幹線でも。
1年目は「勉強しなくては!」という強迫観念があり、かなり感じの悪い余裕のない人になっていました。笑
が、3年目ともなると勉強が日常になりました。
なので、メリハリ生活も上手になり、遊ぶときは全部忘れて遊ぶ!と思えるようになり、逆に、旅行といえど移動時間はテキストを読むのも苦ではなくなりました。
勉強スタイルは人それぞれです。
まずは、自分に合ったやり方を見つけてください。
仕事をしながらであれば、やはり本業が一番です。
自分に余裕がなくなって、イライラした生活を送るのはもったいないです。
勉強する自分も、働いてる自分も大切にできるようにしてください!
健闘を祈ります!!
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