玉の露

蝕む月の光と影の逸話
点描の空、闇朽ちて
回る車の輪の四つ
煙を上げ、くもる
ゆれる霧、ぼやけて
くゆるよう、体は
ほのぼのりんかく線を
失って、消えていく末路
それは遠く
また、すぐ近くにある
わざわい、幸福を孕んで
ふくらむ気体の
熱視線は夜通し

#詩 #自由詩 #現代詩 #ポエム #note文芸部 #100日詩チャレンジ #44日目

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