第22回開示請求 全国知事会・関西広域連合への看護師派遣要請について

吉村知事肝煎りの、大阪コロナ重症センター。
この施設への府内の看護師への要請についての文書は「第19回開示請求 コロナ重症センターの看護師確保」で公開をしたところですが、
その後、全国知事会・関西広域連合、そして自衛隊にも看護師の派遣を要請し、各地から来てくださったことが報じられています。
自衛隊への要請については文書の公開が年明けになる見込みですので、取り急ぎ、入手できた全国知事会・関西広域連合への要請に係る文書を公開いたします。
(自衛隊への要請は同時期に行われていたので、一部自衛隊の話が出てきます)

①11月30日知事レク概要

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健康医療部長「たまっている患者増をどうしのぐか」
「たまっている」「しのぐ」すごい言い回しをしますよね。

健康医療部長「あらゆる手をつくしてから」
知事もこのような言い方をしていましたが、健康医療部長と同じ言い回しをしますね。

知事「自衛隊は確保できるのか」
要請する立場でありながら、「確保」とは如何な言い方かと思います。
が、この文書を見るとどうやら11/30時点である程度の実務者同士のネゴは行われていたようです。

健康医療部長「准看護師はICUが難しい」
知事もそんな話をしていましたね。健康医療部長の影響を受けての発言だったのでしょうか。

健康医療部長「准看護師を非コロナICUに入ってもらい玉突きできないか」
とても勝手な考えに思います。

健康医療部長「12/7に内覧会で知事にお越しいただく。自衛隊の要請は施設オープンの立ちレクで話していただくのはどうか」
なぜ、内覧会で自衛隊への要請を話さなければならないのか、理解に苦しみます。なぜ健康医療部長はこんな提案をしたのでしょう。
(なお、結局は内覧会前の前日の5日に話をしました)

※この日、11/30に全国知事会と関西広域連合に要請する方向性を決めたようでした。

②12月1日知事レク概要

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健康医療部長「重症者について、横ばいでも140人くらいになる可能性。この週末が一番厳しい」
12/4・5が一番厳しいという見立てだったようですが、この後ずいぶん増えましたね。
見立てが甘すぎだったのではないでしょうか。

健康医療部長「中等症の病院に頑張っていただき、重症病院転院まで踏ん張ってもらっている」
根性論のようですし、身勝手な言い分に思います。

※この日、12/1に正式に広域連合と知事会への要請を決めたようです。


③看護師確保の取組状況

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「非コロナICU医療機関、国立・国公立病院」にも人を出すように依頼をしていたんですね。

「配置人数の見直し」の下は、どこへの依頼なんでしょう?

自衛隊の行に「協定の調整」とあるので、何らかの協定が結ばれている様子。

知事会・広域連合の行に「事務局と内内に調整中」とありますが、公文書が11/30からしか出てこないということは、交渉を始めたのはどう考えても11/30、この日ですよね。

④知事会・広域連合への要請

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12/1に関西広域連合と知事会の長へ要請し、12/2に各都道府県へ依頼文が出され、回答の締め切りが12/4
なお、レクが12/1の18時半からでしたので、連合と知事会に要請をしたのはこれ以降の時間帯です。
急ぎとはいえ、なんとも身勝手に感じます。
もう少しどうにかならなかったのでしょうか。

私が入手した文書はここまでです。
なお、12月2日付で請求をしていましたので、もしかしたらこの後に何か文書があったのかもしれません。


他の都道府県から来てくださった、看護師の皆さま。
大阪にいろいろ思うところがおありとは思いますが、大阪を助けてくださり、ありがとうございます。

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