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『神血の救世主』72話「vs 白銀の王」感想

こんにちは、沢です。
このnoteは読んだ漫画の感想を書いています。

原作:江藤俊司先生、作画:疾狼先生の『神血の救世主』72話の感想です。

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Story

"第3の災い"にして"白銀の王"ルインから接触を受けていた銀河は、これから一緒にチームを組みたいと提案した透晴に対し「信じる」と応えて固い握手を交わした。その瞬間、銀河のEXスキル"第9結晶体"(アイスナイン)を発動しーー!?

透晴と銀河

"第9結晶体"(アイスナイン)攻略

先週いろいろ書いて予想してみてはいたんですが、ルインが銀河を精神操作したことで、銀河の意思が無い状態での振る舞いに違和感があったことも込みで透晴が"第9結晶体"(アイスナイン)の使用を予期して対策を仕込んでいた、というオチでした。

透晴の回避方法がシンプルに腕を切断しておいてダミーの腕に"第9結晶体"(アイスナイン)を受けさせる攻略方法だったので大きく外していますが、掠っている予想も一部あったので、書いておいてよかったです。
別の世界線での「最も親しい銀級」って誰だったんでしょうか。ジュリエッタか山田(ハッピー山田会)しか思いつかないんですが……。(桐生は"第6の災い"のあとに会っているので対象外)

別の世界線の二人

これも前回のnoteでヴァンキッシュを"第9結晶体"(アイスナイン)で倒すような結末だったのでは?と書いていたんですが、銀河も死亡してしまったようです。

"極光の王"の透晴は、最後の仲間だった銀河に最後まで「信じる」と言われなかったけど、それは死ぬまで戦い続けてしまうからだった、と。切ないです。
銀河の思いは届いていて、「普遍的無意識の海」から今の透晴にアクセスできるわずかばかりの力が残っていたと考えたいですが……。
向こうの世界線での透晴の結末が気になってしまいます。

敵にも関わらず「透晴きゅん」と馴れ馴れしく呼んでくるルインと、最期の瞬間まで「有明」と呼び続けた銀河の対比も面白いですね。

銀河、解放へ

ルインのスキル"魂濁蠱霊"は蠱毒(オタクが好きなやつ)の蠱だ!となったんですが、単体での意味は「惑わす。乱す。」とのことです。
一文字ずつ並べていくと「魂を濁して惑わす霊」となるので効果そのままの名前なのに格好いいですね。混濁から魂濁って置き換えていて、となると蠱も狐の同音異義語で当ててるのかな、とか考えました。

ルインから解放された銀河の顔が安らかすぎるのが気になるところですが(透晴の「戻ってきたら」のもフラグのような気がしないでもない……)、一旦は戦いに集中したいです。


透晴VSルイン

切り札、発動

白銀の王に対して白髪姿になって攻勢に転じる透晴、「白銀の王だろうが何だろうが関係ないが?」と言っているようで皮肉が効いているような演出で好きです。
それはそれとしてビジュアルが良すぎる……!最近の透晴、やたら格好良いです。

ヴァンキッシュがそういえば「お前を仕上げる」と言っていたなと思い、それを踏まえての今回のフィジカル強化なので前振りが完璧でした。
バフがかかるだけなら見られても(知られても)問題ないはずなので、"第2の災い"攻略から1日しか経っていないことがスキルのクールダウンのサイクルに引っかかるとか、◯レベル毎に1回しか使えないとか、そういう感じなんでしょうか。

多くのキャラがバフの能力を持っているので、デバフが掛かっていてそれを解除する特別感がまさに主人公!という感じで良いですね。
それはそれとして3つめのスキルの詳細が伏せられていたのは完全に脳から消えていました。やられました……。
あと、爽香とサーヤ、比良坂とカリオンが変身するような感じで描かれているので透晴もそうなるはず、って予想できたなとか、そもそもヴァンキッシュが吸血鬼だから透晴もそういう要素があるのでは…?ってところも意識の穴を突かれた感じでした。まあ、その後の見た目の変化の格好良さで全部吹っ飛ぶんですけども。

"吸血鬼"有明透晴

というわけで吸血鬼と化した透晴です。
夜にしか発動できないスキルのようなので使い所が難しそうですが、ルインをして「次元が違う」と言わせる程のパワーアップをしており、色々なスキルを駆使するルインが全く活躍できないほどの圧倒的な強さ、最高です。

ラストのコマで使おうとしている「次元断裂者」(リフトクリーヴァ)は見たことがあったので遡ったんですが、44話でヴァンキッシュが黒孩児に使っていました
技を予習したい方は、遡って44話も読んでおくといいかもしれません。

大我が"魔人"だったので、人外の存在として兄弟の共通項を持たせているのかなと久々に大我を思い出したりしました。あとはヴァンキッシュが"真祖"と呼ばれているので、透晴がなんという二つ名で呼ばれるかは楽しみです。

この一言!

「放置すれば"真祖"(ヴァンキッシュ)の完全復活すら有り得る」

『神血の救世主』72話より ルイン 

ヴァンキッシュが脅威であり、透晴自身は軽視されているのが黒孩児の振る舞いからわかっていたことですが、未来視の力も得ていることで"白銀の王"であるルインの認識が「透晴自身が危険な存在である」という認識に変わりつつあるようです。(「未来が視えている」と言ったルインはちょっと解釈を間違っていそうですが)

これを見て思ったんですが、未来で自らが滅びたことを知ったヴァンキッシュから見た今の透晴の認識って現状どうなっているんでしょうか。
「幸せになれ」と言った時点ではお兄ちゃんみたいな感じでしたが、並び立つ存在になってきていると思っているのか、それでも尚、孤高の存在として在ろうとしているのか……。
透晴が強くなることで関係性の変化があるかもしれず、師匠超えみたいな展開もあるのかも!?と思うと、この先もっと透晴が強くなる展開の先に何が待っているのかが気になります。

この設定!  

どれくらい対比されているんだろう?という話です。

イルラック戦が集団戦なので、切り札もろとも温存された透晴がルインと1対1になっている?とか、それを踏まえたイルラックのバフ1800%と透晴のデバフ解除での超絶強化も対比になっている?とか、
同じく魂に作用するけど強制的に支配するルインと、「お願いがあります。俺の『眷属』になってください」と事前に頼む透晴とか、"化血操血"(ブラッドモールド)がルインの尾を操るスキルに似たような見た目になっている(赤と白も対比)、とか、銀河への呼び方とか、白髪で赤系のエフェクトが発生している透晴とルインの見た目とか、etc……。
最近の展開だけでもかなりの対比があります。

過去の情報が脳内にあればあるほど、対比に気づけて『神血の救世主』がより面白く読める!と思う一方で、今回かなり初期で描かれていた伏線回収(伏線というか初期に描かれていたスキルの効果が明かされただけですが)があったけど、しっかり探しに行ってしまいました。
そろそろ記憶力に限界を感じるので、次に1章から読み返す機会にしっかりまとめたいですね……。

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サーヤの正体は大きな謎の一つなので改めて考えたいです。


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