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ことばにできないことがたいせつ

こんにちは はるのさわです。
ご覧きありがとうございます。

自分の把握できる量を確認し、色々と整理したら
効率がとてもよくなりました。

パソコンもサクサク動くようになり、
フォロワーさんの記事を
朝ゆっくり拝見できるようになりました。

余白って大事だなと感じました。
アッこれインプットと思っても、余白がなければ、
書くことができません。


はじめに

金曜日の22時から、武田砂鉄氏のラジオを聴いています。
TBSラジオ「武田砂鉄のプレ金ナイト」です。

昨日のゲストは作家の重松清氏でした。
興味深い言葉に出会ったので、それについて書いていきます。


ことばにできないことが大切


重松清氏といえば、中学受験の試験によく出てくるので、はじめてはここからと言う人も多いようです
映画化されているものも多く、有名な作家さんです。

言葉にできないものが大切だと思うから、セリフで展開するところは大切なことを言ってはいけない

むしろ、セリフとセリフの間その間、その時の表情、そっちの方が大事

昔見えていた親子、立ち位置が変わると、見え方が変わる、影のでき方が変わる、普通の家族を描いたとしても、時代も変われば、自分自身も年齢とか
状況の変化によって、ものを見るときの構図が変わる
ような感じがする
そのものは動いてないのだけれど

家族のことを書き続けているけれども、目線が違ってますよって思いながら
書いている。

新聞記者の方に、「社会派作家ですね」と言われて
自分はそのつもりはない、むしろ、社会の問題が、家族の問題だとか、少年の問題だとか、今まで、書かれたことが社会問題化していることに気付いた。

少年を描くのか、少年問題を描くのかで、大分変ってくる
いじめのことを小説に入れると、いじめをテーマにしたって言われてしまう
実は、テーマではなく、いじめを切り口にして、人間関係とか、そっちの方がテーマなんだけど

少年犯罪の問題で注目されてしまった分、問題抜きの少年の話を書きたい
問題抜きの家族の話が書きたい。と変わってきて、その日の喜びとか、その日の寂しさとか、となってきたようだ

自分の等身大のことを書いたら、社会問題になっている。
という逆結果論

普通に、自分の今の気持ちを書いていったら、空き家問題(カモナマイハウス 重松氏新刊)を自分の問題として書いていた。

作品は、読者自身の思い出が蘇るための呼び水だ

読書は現実を忘れさせてくれるエンターテインメントと
これを読んで、自分の現実との距離感みたいなものをいつも図りながら
楽しむエンターテイメントがある

身につまされる 重松氏の読者の感想

作品の中に#が沢山入っているといいな

カモナマイハウス(重松清氏新刊)なら
#空き家 、#定年、#○○ロス
家族の問題、街、都市の問題、日本全体の問題が書かれている

年齢や立場で、見え方、目線が違ってくる
30代で書いたらまた、違ってくる(現在60歳)

半年、一年違うだけで見える光景が違う(坪内祐三氏)

コロナがある前とその後でも違ってくる

過去について考えるとは、過去について考えている現在について考えるということなのだ(武田砂鉄氏新刊 なんだかやな感じより)

振り返る立ち位置が変わることによって見え方も変わってくる

家族のことを書くにしても、どこの目線で書いていくかによって変わってくることに、似ている

ふるさとの街が変わっている
寂れている
都市化している場合、感じ方が違う

重松氏のエッセイ「明日があるさ」から
僕は、少年をはったりとくよくよの間を激しく揺れ動く世代と定義づけている。そのブレ幅が小さくなることを大人になると解釈する。
君、早くから、大人になっていないか


小説を書く時は
まず始める、そして
オープニング映像を描く

武田砂鉄のプレ金ナイト





感 想

重松氏の人間性が感じられる対談でした。
語りすぎない、言葉にできない部分の大切さ
これからの執筆、そして物語を書く時の大きな学びとなりました。

物の見え方が変わってくるというのは、私も、日々感じています。
20代の頃、子どもが小さかった頃、そして現在
見え方、感じ方が大きく変化しています。
以前は見えなかったもの、
気付かなかったことが感じられるようになりました。

遠い昔、何気なく歌っていた歌詞の奥深さを
なるほど、そういうことだったのかと
改めて知ることも度々あります。

重松氏が社会派のことを書いているのではない、
自分の等身大のことを書いている。
というのが印象的でした。
まわりが勝手にそう解釈しているもの、結構多いなと思います。
作者の気持ちを聞くことができるのは、とても興味深いものでした。


さいごに

最後までご覧いただきありがとうございます。
ここで、述べたことはあくまで私の感想です。
ご了承の上ご覧いただけると幸いです。


イラストはDodo様より拝借しました。
ありがとうございます。



これから娘が生きていく社会が少しでも楽しいものになることを願い、やさしさの輪を広げようの活動をしています。未来の学び舎を模索し、AI、メタバース等を活用した教育をクリエイトして、今よりも子どもたちが生きやすく、楽しい毎日を過ごせるように、財団運営を目指しています。