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「安定の欲求」を満たして誰かの「日課」になる
書いてみても「投稿ボタン」を押す自信がなく下書きだけが増えていく。
そんな”下書きため込みグセ”を私は持っています。
いしかわゆきさんの著書『書く習慣』には、このクセを改善できるかもしれないヒントがたくさんつまっていました。
そこで本の中に記載されている52の「書く習慣をつくるコツ」を意識した文章を、1つずつ52日間投稿するチャレンジをしています。
12日目:誰かの「日課」にしてもらう
「書いて投稿する」を習慣にするチャレンジを始めて、書き手と読み手の関係について思ったことがあります。
それは金銭のやり取りを除いて飲食店と常連客の関係と似ているな、ということ。
飲食店には、大抵毎日のように通う常連のお客様がつきます。いつも同じ時間帯にやってきて同じメニューをオーダー。注文するメニューは基本変わらず、オプションや細かな指示も同じ。
この「いつもと同じ」がお客様にはとても大切で、「そこに行けば最低限この程度の質と満足感の食事が保証される」という安定感を求めては、つい足が向くのだと思います。
お店とお客様との「信頼関係」。それはnoteやXなどSNS上での発信者とフォロワーの関係も同じではないでしょうか。
「フォロー」する読者も「ここへ来ればこのレベルの記事が読め、情報を得られる」という書き手に対する信頼のもと、「同じ」という安定感を求めてやってきます。
人間のニーズは、シックス・ヒューマン・ニーズとも呼ばれ、安定・変化・自己重要感・成長・貢献・愛つながりの6つで構成されます。
人の欲求のトップにくるのは「安定」の欲求だといいます。
これは生存欲求でもあって、私たちは無意識に変化を嫌い、同じものを求めるようにできているようです。
飲食店は、毎日必ず同じ時間にオープンします。それだけでも「この時間にここへ来れば食べられる」という安定感が出ますよね。
加えて、提供されるものが、いつ来店しても一定の質がキープされた満足のいく内容であれば、常連客がつく可能性は高まります。
同じことを発信でも意識して安定感を出すことは重要なのかもしれません。毎日予約機能などで「毎日同じ時間に必ず投稿する」と決めている方は結構いますよね。
「この時間に更新します、こういった記事が読めます」という状態にしておく。あとはできるだけブレの少ない、平均的なレベルの文章を定期的にアップ(これが難しい!)。
こうして「安定の欲求」を満たす状態のもとで投稿を続ければ、フォローされる可能性は(若干でも)高まるかも知れません。
なんとなくでも更新する時間を決めて、誰かの日課にしてもらおう。
まずは「毎日時間を決めて投稿」を続け、次に「平均的なレベルの文章を定期的に」を目指して誰かの日課になることを目指そうと思います!
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