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2021年暮れから現在までの出来事~さまざまなお別れ(2022年1月25日メルマガ)
佐賀在住の友人である山口テルヨシさんから、昨年冬に宇佐神宮を訪れた時の写真をたくさんいただきました。冒頭の写真はその一枚です。ありがとうございます。
おはようございます。あっという間にお正月も過ぎて、1月も残すところ7日です。講座で何人もの方のお顔を拝見して、なんだかんだで今年もがんばろうという思いを新たにしております。
皆さまは、このひと月くらいの期間をどのようにお過ごしだったでしょうか。
私は今、人生二度目の大片付け祭です。それというのも、新年に入ってYouTubeの私のホームに、見慣れないチャンネルが上がっていました。その一連の動画の中に、ある男性が実家の物置を片付けるというものがありました。
親御さんが使わなくなった家具や道具、さまざな頂き物、逆に自分たちが人にあげるので残った物、そして、真っ黒になった梅酒などなど……。ものすごく広いお屋敷で、チャンネルの主催者と片付けをしている男性とが〝収納できる場所があるのは問題だ〟と言って、ものすごい数のゴミ袋にそれらの物を入れて行くのです。
最後に登場したのは、片付けをしている男性(おそらく私と同じ歳でした)が、小学校の時に賞を取った習字の掛け軸十数本でした。男性は複雑な表情をしていました(もちろん、捨てています)。
これを見た私の衝撃は大大大でした。ーー数年前に、自分の今住んでいる部屋の片づけにはある程度成功したものの、この動画の男性がどんどん捨てているような物がやはりまだ部屋に残っていると思ったのです(そしてゆくゆくは、実家と、父の実家もと思ったら……頭がくらくらしました)。広い家だと、それこそ業者を呼んで片付けてもらって、数百万円の費用がかかるそうです。
この衝撃こそが、人生二度目の大片付け祭の動機と思いきや(実際そうなのですが…)、興味深いことに、この動画に出会うまでに、年末に小さなお別れをいくつも経験していました。
1、〝見切り発車〟オンライン・カフェ
友人の三島理恵さんとひろたゆきこさんが主催したオンラインイベントに参加しました。参加者の方たちと手放しの体験のシェアをしたり、5分の時間で手放せる物を探したりしました。
ものすごい汚部屋は卒業できたからといい気になっていましたが、いまだ自分の中の軸がブレていて、手放し切れていない気がしてきて……イベント終了翌日くらいからソワソワしている自分がいました。
※「〝見切り発車〟カフェ」は毎月開催されています。私も気になるテーマの時にはまた参加するつもりです。
2、SNSで仲良くなったMさんがひっそりと離れていってしまった
SNSで知り合い、秋くらいにオンラインでおしゃべりして、何かとメッセージのやりとりなどをしていた女性がいました。
論文を書くと決めながらどこかぼんやししていたところに、厳しい指摘なども受けました。何とかほぼ十年ぶりくらいの論文も書き上げて、御礼を一言伝えたいと思った矢先に、つながりが切れていました。
メッセージを送ろうと思えば送れるのですが、私は〝この人はいつか去ってしまうのだろう〟とどこかで思っていたので、心の中だけで「ありがとう」と言いました。不思議な人だったので、きっと思いは通じていると思っています。
3、名刺
学校の現場を離れた時に、自分で作った名刺がありました。しかし、今の私にはしっくりこない文言が数々並んでいました。自身のブログなどの掲載も、今の自分はほとんど取り組んでいないものばかりです。
けっこうな枚数が残っていたのですが、職場のシュレッダーにかけました。かわりに、新しいものを作っていただく気でいましたが、それすら今、保留にしています。
4、iPadのアプリ
何年も前に購入した私の持っているiPadは、かなり古いタイプとなってしまい、容量もとても少ないです。そんな折、いくつものアプリを管理するのも煩わしく感じられたので、ちょうどいいと思い直し、今持っているiPadの容量で入る分だけで、ないとまずいというアプリ以外は全部削除してしまいました。
コミュニケーションツールも、PCを開けた時だけで十分だという考えになっています(頻繁に連絡を取らないといけない仕事をしているわけではないので…)。
5、長く送られてきていたメルマガの書き手さんとのメール往復
何年も前に一度鑑定してもらった近所の占い師さんのメールマガジンの配信を停止しました。これ以外にも、メルマガは年末にたくさん解除しました(勝手に送られて来るのも多い)。
この占い師さんのメルマガも向こうが登録して送って来ていたものでした。時々読んではいましたが解除しなかったのは、自動での配信停止ができず、その旨をメールに記してやり取りしないといけなかったからです。
でも、もう占い鑑定をどこかで受ける必要もないだろうと思ったので、簡潔な文で配信停止を希望することを伝えました。しばらくして、次のような返信が来ました。
当メルマガをご愛読下さり、心からありがとうございました。
配信終了をご希望された今までの読者様の中で、
最も気持ちの良い、文言。
素敵な明日を歩まれる矢崎佐和子様を、
切に、願って…†
年末の心あたたまるひとときでした。
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私は、物や思いは大事にしなければいけないと思って生きてきました。なんとなく申し訳ない気持ちを抱いてしまうからです。でも、これらの小さな体験が、これまでの私の物や思いを大事にするあり方は、単なる執着だったのではないかという疑問を生じさせたのです。
親世代にはこの価値観の転換はなかなか難しいだろうと納得しつつ、時間がかかっても、自分としては死ぬまでには片付け完了といきたいものだと思いました。
最期には、物にも思いにも執着しないで、感謝だけあってお別れできたら…と思うのです。
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stand.fmの「隠者ラジオ」で、今なお続行中の手放し体験NOWをお話してみました。興味のある方は聞いてみてくださいね。
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