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無欲にまさる富はなし~若い人たちが作る日本の未来は明るい~(2021年3月17日メルマガ)

 先月、今月と、本業もさることながら、そうでないところも何かとにぎやかで、一度切れたかと思うようなご縁が復活したり、新たな出会いが増えたりしました。4月から新しい生活習慣のリズムを作ろうと意気込んでもいますし、……がんばらないと!

 さて、最近思うのが、〝無欲な人は強いなあ〟ということです。もちろん、人間ですから、まったく欲がないなどということはありえないのですが、私は情けないくらい全然ダメです。そんな我が身と比して、これはすごいなと思う人たちにはいくつかの共通点があります。

①自分だけではなく自分の周囲の人たちも幸せであってほしいと心から願っている。

②好きなことをしているその部分に関してお金のことに不安を持っていない。

 ①というのは、自分だけがいい思いをしたいと思っていない、〝利益〟や〝手柄〟を独り占めしないということです。上から目線といったものも全くありません。

 ②ですが、もちろんこれは、無計画に好きなことばかりをしているということではありません。好きなことをビジネスにしていたとしても、ひとつひとつ着実に積み上げて、こつこつと地に足の付いた目標を達成し、大きな夢の実現に向かっています。

 現在30歳前後の若い人たちには、自然とこうした振る舞いができる人たちが多い気がします(世代交代の感の否めない自分がいます)。

 そして、こうした人たちには、自然と協力したいという人たちも集まっています。それだけでも、ものすごい財産だと思います(結果的に、お金もついて回るようになるのだと感じています)。

 そういう人たちにたかる、鼻の利くタチの悪い連中もいるようですが、とりあえずケタ違いのビジネスにならない限りは、純粋な思いに対して神仏も味方してくれているとしか思えないような慎ましい雰囲気がただよっています。

 私などは、そういう純粋な人たちのお手伝いをしつつ、自分のダメダメなところを反省する毎日です。わずかばかりの良い面は生かしてもらい、自分自身も楽しみながら成長を遂げられればありがたいという感じです。

 無欲……なりたいなあ……。しかしながら、自分で自分を鑑定(noteでは時々触れていますが、オープンにしない形で占い鑑定に携わっています)していて〝金が仇の人生〟ほか、偏屈な性格でもあって、なかなかに業が深い我が身であります。しかしこれも生きている間の修行修行。学ばせていただきたいと今はそう思います。

 ちなみに、無欲といえば森鷗外の「高瀬舟」のことをいつも思い出します。現在は中学校の教科書に収録されていますが、混迷する現代にも問題を投げかける名作だと思います。

 「青空文庫」という「著作権保護期間が過ぎた作品や、著作者本人から承諾を得た作品をインターネット上で無料で公開するサービス」から掲載しています。

〔原題「無欲にまさる富はなし(…私にとってはかなり険しい道)」〕

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