夫婦関係を改善したい目的、言えますか?
こんにちは。
旅するカウンセラー、SAWAです。
今日のテーマは「夫婦関係を改善したい目的」についてです。
「なんのために夫婦関係を良くしたいのか?」は道しるべになる
夫婦関係がうまくいっていない時、私たちが願うことは、「もっと夫婦の関係が良好になってほしい」とか、「壊れかけたこの関係を再構築したい」とかと言うことですよね。
私はすぐに答えは出ませんでした。
私の場合は、とにかく夫婦喧嘩が大きなストレスで、ストレスを減らしたい・無くしたい・喧嘩したくない!とは思っていましたし、夫婦の関係が悪いことが自分にとって大きなストレスであることははっきりと自覚していました。
でも、何のために夫婦関係を良くしたいのか?と考えると、その答えははっきり持っていないことに気が付きました。
理想の夫婦のイメージや目指す未来のイメージが思い描けずに、何のために夫婦関係を良くしたいのか?の答えが出ないまま、何となく、喧嘩を減らしたいからと考えていました。
でも「パートナーとの喧嘩を無くしたい」ということをいったん仮置きしていた私の場合、喧嘩を避けるために、夫との会話自体を減らそうとしてしまいました。
例えば夫が帰宅する前に寝たり、夜二人きりの時間があっても別々の部屋で過ごしたり、ヘッドフォンをつけて「話しかけないで」オーラを出したり、休日も別々に過ごしたり…という感じです。
ぶつかりすぎてしまう場合は、お互いにちょっと冷静になるために距離を取ることは大事だと思うのですが、ずっと距離を取り続けても、夫婦関係は改善しません。
夫婦関係を改善する道のりは長く、しんどいことも多いものです。
そういう時の道しるべになるものが、「なんのために夫婦関係を良くしたいのか?」という目的であって、それがあることでモチベーションも長続きしますし、間違った方向に進んでしまうことも避けられます。
改善がない、進歩がないように思える時も、目的を思い出すことで手段は色々と変えていくことだってできるかもしれません。
「なんのために夫婦関係を良くしたいのか?」に答えが出ない時
では、「なぜ夫婦関係を良くしたいか?」を考えても、答えが出ない場合はどうしたらよいのでしょうか?
ここでは2つの視点をお伝えします。
「ありたい私」や「理想の状態」、あるいは高い目標を掲げることでモチベーションが上がる人もいれば、とにかく目の前のことに対してコツコツと積み上げていくことで未来が開けると考えたり、危機感を持つことが原動力になる人もいますよね。
なんのために夫婦関係を良くしたいのか?を考えるにあたっても同じです。
それでも答えが出ない時は?
もし、「こうなりたい」、または「こうはなりたくない」から考えても、なぜ夫婦の問題を解決したいのか?をうまく言語化できない場合は、以下の3つのポイントを参考に、考えてみてください。
1.身近な人とのコミュニケーションが幸福を大きく左右する
ハーバード大学が75年間にわたって追跡調査をした有名な研究によると、人間の幸福に直接的に関係があるのは、収入や学歴や職業等ではなく、「良い人間関係」だったという結論が出ています。
他にも多くの幸福に関する先行研究がありますが、対人関係が良好であることが人の健康や幸福に大きな影響を与えるという科学的な証拠が示されています。
いい人間関係が人生の幸福度を決めるのであれば、毎日顔を合わせ多くの場合は同じ屋根の下で暮らしているパートナーと良い関係を保てることは、当然のことながら自分の幸福に直結するということです。
2.最初は自分の事だけ考えてもOK!
「夫婦二人でどうなりたいか?」や「パートナーに何をしてあげられるか?」ということを考える必要はありません。
それよりも、自分がどういう状態でいられると心地よいのか?幸せを感じられるのか?にフォーカスしてください。
身近な人との人間関係が自分の幸福度を決定することを改めて認識したとして、じゃあ自分が幸せになるために夫婦の問題に向き合ってみよう!と、思いっきり自分に矢印を向けていいと私は思っています。
3.今の状態が続いたら…?を想像してみる
このまま二人の関係が改善しない場合、どんな未来が待ち構えているでしょうか?
長年夫婦関係をこじらせていると、「何があっても離婚はしないだろう」という根拠のない自信のようなものが生まれてくることも。
でも、それは間違いで、実は、かなりきわどいバランスの上に、今の二人の関係があるのです。
ふとしたことがきっかけでどちらかの気持ちが完全に離れてしまうかもしれない、お別れの時が来るかもしれない、もしくは前向きなお別れができないかもしれない…ということを想像してみたら、どんな気持ちになりますか?
やっぱりこのままだとマズイと思えたら、来てほしくはない未来が訪れる事の無いように二人の関係を改善したいのだと思えるかもしれません。
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