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その市役所職員の一言がムッとさせる

こんばんは創です。
いよいよ介護事業所のBCP(業務継続計画)作成の期限が迫ってきていますが、皆様のところではできていますか?
令和3年の介護報酬改定でこの発表がされてから私は市にずっと「自然災害BCPの研修を市主体でやって欲しい」と要望を出してきていました。
市が「それぞれ勝手に作ってね」というスタンスだと、取ってつけたようなBCPをそれぞれの介護事業所が作って、研修計画も「とりあえず形式上やってます」みたいになるのは目に見えています。
正直、作成するのは面倒なことこの上ないのですが、私は逆に介護事業所間で横の繋がりを強化するチャンスだとも思っています。
折をみては提案し続けてきたのですが、一向に市で手をつける気配はありませんでした。
なので私は言いました。
「包括で市内全介護事業所対象に研修会を企画します。市が共催という形でやらせて下さい」
うちの市は私のところ以外に2つ包括があるのですが、どちらもやる気がある包括です。私の提案にそれは良いことだとすぐ乗ってくれました。
講師はケアマネ協会の災害対策委員長が引き受けて下さり、開催はZoomで、研修の打ち合わせ・準備は私が担当することになりました。
それで先日研修が行われたのですが、先生の講義はすばらしく、しかも当市の防災計画を調べて頂いた上で資料を作成してくれていました。
恐らく過去これだけの市内介護事業所が集まって研修を受けたのは初めてだと思います。市から防災課も参加してくれました。
研修が終わって「先生との縁をこれっきりにしてしまうのはもったいない。今後BCPが始まったら年1回ぐらい市主催で研修会を毎年行えないだろうか」と考えました。
包括にはケアマネ支援という機能があるので、ケアマネだけ参加者というのであれば包括で主催はできます。今回はケアマネを中心に、ケアマネと介護事業所の連携を図るという名目で開催しました。
しかし、毎年継続的に全介護事業所対象でやるというならば、それは市がやるべき仕事です。
長年の市役所との付き合いで、どんなに良い取り組みであっても前例がないことは市役所はやらないし、できないということは重々理解しています。ましてや次年度から始めるというのは全く無理です。そのための計画・予算がない。
なので次々年度に絞って担当課のグループ長に次回の定例会の議題にしたいと話してみました。次年度は今年と同じく包括が音頭を取ってやるので、BCP義務化が始まったら介護保険係でやってほしいと。
「あー難しいと思いますよー」
(イラッ)「次年度に難しいっていうのはそうなんだろうなと思っています。でも、言っていかないことには何も始まらないので」
私がちょっと苛ついたのに気がついたんでしょう「ああ、分かりました。担当者に伝えておきます」とその場はそれで終わりました。
その後で他の包括の主任ケアマネと話す機会があり、その話をしたところ「それいいじゃない。なんで駄目なの?話す相手が間違ってるよ」と言われました。
悪い人ではないんですが、多分キャパオーバーなんですよね。

もし私が想像しているようなすべての介護事業所、医療機関、地域住民が連携できる防災体制が構築できたら、本当に震災が起こった時に私は楽できるでしょう。
私のモットーは「楽するための労力は惜しまない」なので。

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