市販薬の在庫管理、調剤との両立

相談薬局をやりたいと言いながらも現状は処方せんの利益に依存しています。
有料記事に月に物販50万円売ると書きましたが、頑張って粗利益率50%を実現したところで粗利益額は25万円です。せいぜい家賃や経費の一部が補填できるくらいです。在庫も嵩みます。しかし年間300万円の粗利と思うと大きいですよね。少なくとも止める理由は見つかりません。

期限切れで廃棄する商品も年間5万円程度あります。多分。ザックリ過ぎて把握できてない。笑 各種協会の会営の商品であれば返品もできる場合があり、ウチは最大限活用しています。しかし粗利が300万円あれば5万円も許容できますね。

在庫の回転の仕方としては、柱商品は延々回転し、脇役はずっと瘀血の様に滞った状態です。スタッフに定期的に期限チェックをして貰いながら切迫品と期限切れの処理をしてもらっています。でもカットしてはいけないラインナップってあるんですよね。こだわりだけでなく役割として(と思いたいです)。

普段の在庫管理はエアレジで行なっています。入荷や廃棄をしたらその数を登録する。売れた時はバーコードスキャンするので自動で数が引かれていく。発注点管理できるので活用し始めてから欠品が減りました。

調剤と相談を一店舗で両立させると、例えば混んできた処方せん受付の待合室に、お一人ふらっと入ってきて漢方相談を求められます。調剤お得意の回転爆速メンタルですが、相談はゆっくり落ち着いて一人に30分程度の時間をいただくので、両立できなくなってきます。一人薬剤師の日は別途予約するか待ってもらうかしか選択肢がありません。一見同じ薬剤師の仕事なのですが求められる事が違い過ぎて、しかし薬局には両方必要と感じます。本音を言えば調剤をやめたいです。しかし経営的にその勇気はありません。

漢方相談は現役世代が多いので、仕事を終えた17時以降に来られる方が多いです。専ら女性です。男性はたまに知人が来るくらい。男性は月の体の変化がないので、体調を気にせず気合いで無頓着に生きてますからね。それがまた良くないのですが。

そんな流れで1日の終わりには残務がエゲツないのですがそれなりに利益は出るし、患者さんからは感謝されるし、自分は薬剤師として伸びますし、やめられない。これぞ薬局。


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