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ジブリオマージュだらけ『あの夏のルカ』

この前、『あの夏のルカ』をディズニー+で鑑賞した。
綺麗な地中海で展開されるピクサー版人魚姫だと言えるストーリー。少年少女の一夏の青春、冒険物語ともいえる。見たあとはほっこりあったかい気持ちになった。

監督のエンリコ・カサローザが大のジブリ好きとのこと。ジブリ大好き人の私は街の名前(ポルト・ロッソ)がジブリの紅の豚(ポルコ・ロッソ)のオマージュだと事前に聞いただけでテンションが上がっていた。
そして実際に鑑賞。
びっくりするほど宮崎駿/ジブリオマージュらしいものが他にも結構あった。これほどまでに愛とリスペクトに溢れた作品だったとは。
だが調べてもあまりジブリオマージュについて書いている人はいない。そこで確証はないがもしかしたら、と思ったものを書いていこうと思う。

まずメインキャラクターたちの服装に注目してみる。
ルカ→フィオ
アルベルト→未来少年コナン(+コナンのように槍持って登場)
ジュリア→トンボ(+トンボのように自転車乗って登場)

ジュリアがラピュタのパズーのようにラッパの音で朝を知らせたり、ねこも耳をすませばの猫っぽかったり、ルカやジュリアのお父さんとお母さんの服やキャラデザもとてもジブリに似たデザインだった。
ジュリアのお父さんの1番大きくて怖そうなのに1番優しい所とか、ルカのお母さんがとても強かったりするところとかもジブリらしい。
アルベルトの乗り物好きなキャラはトンボを元にしているのかなと思う。
エンドロールでもトトロのエンドロールでお絵描きするメイちゃんのオマージュあったり、考えすぎかもだけど、アルベルトがルカに傘を持ってくるところもちょっとトトロのカンタオマージュかなとも。
子供達で自転車に乗るシーンはトトロや魔女の宅急便で2、3人で自転車乗って坂を降りたりするシーンらしかった。
作中出てくるピノキオの絵本のねこのキャラに小さい丸いサングラスをつけたのは絶対にポルコオマージュ。かわいかった。

監督のジブリ愛に溢れた作品で大好き。監督の短編『月と少年』はディズニーの短編の中でも特に好きなものだから今後の作品にも期待。

(ちなみに『月と少年』は崖の上のポニョをオマージュしているらしく、確かに海から見える大きな月はポニョに出てくる月と似ていて、サントラもポニョのものを連想させる雰囲気だと思う。だから個人的な好みに刺さったのかもしれない)

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