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茶旅人のお仕事

本日は、カフェの日本茶2020メニュー決め。

世の中には美味しいお茶がたくさん溢れていますが、お店のコンセプト、独自の淹れ方などとマッチさせるのは、非常に難しいです。

店舗イメージの共通項を持ちつつ、
バリエーションの幅を持たせ、
生産者や産地の個性を出すシングルオリジンの良さ、
お店らしさを出した通年ブレンド、
シーズン限定のスペシャルドリンク、
オリジナルアレンジティーなどなど、
星の数の茶葉から数種類を選んでいきます。

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特に、飲食の場合、
コンセプトに対するイメージが一致しているか、どのシーンで扱いたいかだけでなく、
店舗規模、
スタッフ人数、
オペレーション方法、
どのスタッフでもお店としての合格基準の抽出ができるか、
お客様に淹れていただくスタイルなのか、
使用茶器、
使っている水質、
なども考えていかなければならないので、テイスティングで気に入ったとしても採用できないことがしばしば。
地域や来店されるお客様層と合わないことで不採用になることもあります。

また、シングルオリジンでレギュラー品であったものも、イメージと異なる味や香りの年になった場合は、その年の入荷を見送ることもあります。
産地ファンとしては、本当に苦渋の決断なんですけれど。

お仕事モードと気持ちを分けなければならないのも、お互いにとって大事なこと。

信頼しあっているからこそ、率直に意見を伝え合うことで良いものづくりと環境が生まれると思っています。

時間をかけて、選んだ茶葉達。

是非、店頭のスタッフにこだわりポイントを質問してみてくださいませ。

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