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プラスチックカプセル肥料のSDGs

マイクロプラスチックによる海洋汚染が問題になる中で、全国農業協同組合連合会(JA全農)が「2030年までにプラスチック製のカプセルに入った化学肥料の使用をゼロにする方針」を公表しました。

プラスチックカプセル肥料は「緩効性肥料」とされ、太陽の紫外線にあたることで時間と共に少しずつカプセルが分解して中の肥料が流出することで、最適なタイミングと量の肥料を作物に供給できます。

そのため、農作業の省力化と無駄な肥料の投入を抑制できることで川や地下水の富栄養化による環境負荷も低減できていました。

しかし海のマイクロプラスチックゴミ汚染の調査で、海岸では廃棄量の1位が人工芝で2位がプラスチックカプセル肥料であったことなどが確認され、対応が求められていました。

今後、JA全農は

1. 肥料のプラスチックカプセルが流出するとマイクロプラスチックゴミになる事実を農業者に周知すること。
2. プラスチックカプセルの流出を防ぐ具体策「用水路への流出防止ネットの設置」等についての情報提供。
3. プラスチックカプセルのプラスチックチック使用量の削減や、生分解性プラスチックの利用等の代替技術の開発・提案。

を通じて、2030年にはプラスチックカプセル肥料の使用量ゼロを目指すとのことです。

肥料といえば、田んぼや友達の家庭菜園などでも直径5mm位の丸い物を見かけるイメージでしたが、まさかプラスチックだとは思いませんでした。

特にプラスチックカプセルは海洋生物から見ると餌に見えそうな形状をしているので、生態系への影響が大きそうだと感じました。まぁ、丸いのでプリッと排泄されそうな気もしますが。。。StaySDGs!!
#sdgs  #プラスチック肥料 #JA全農 #海洋汚染

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