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アースシップのSDGs

アースシップは、アメリカのニューメキシコ州の建築家マイケル・レイノルズによって1970年代に開発され40年以上にわたって進歩を遂げてきた、電気や水などの資源を公共インフラに頼らずに循環させて持続的に居住が可能な家です。

(空調)パッシブソーラーシステムで南側に大きな窓を取り、室内の太陽熱を逃さない構造になっています。また廃タイヤに土を詰めた建材で作った壁は、夏には放熱し冬には蓄熱することで室温を一年を通じて20度前後に保ちます。

(電気)屋根の南側に設置したソーラーパネルによる太陽光発電や、風のある立地では設置したタービンによる風力発電で電気を確保しています。

(水道)屋根の上部に設置した集水装置で雨水を集めます。集めた雨水は濾過と塩素処理を行い、キッチン・風呂・洗面所で利用します。排水については、室内菜園を通過(給水)した後にトイレの水として利用します。汚水処理は浄化槽を備えています。

公共インフラである電気・ガス・上下水道から独立して持続的に居住可能なアースシップですが、この循環思想や家自体のデザイン性の高さもあり、ひとつの主義や思想と呼べるのでは無いでしょうか。(私はエアコンも床暖房も欲しいです笑)

このアースシップを建築する時には、建設予定地が世界のどこであろうと設計はアースシップ考案者のマイケル・レイノルズ氏に依頼します。

そしてアースシップの工法を熟知した工務店や技術者は皆無なため、ワークショップ形式で世界からアースシップの建築経験者や興味のある人が集い建築主やマイケル・レイノルズ氏も一緒になって施工するそうです。

ログハウスと同じような趣味の家としては、ある程度のニーズはありそうです。今後、日本でもアースシップがどんどん増えていくかもしれませんね。StaySDGs!!
#sdgs  #アースシップ #循環

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