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植物由来で鋼鉄より強い素材のSDGs

セルロースナノファイバー(以下、CNF)は、鋼鉄の5倍の強度を持ちつつ重量は5分の1の植物からできた素材です。

社会の至る所で利用されている合成樹脂(石油由来)にCNFを加えて補強することでCo2を大幅に削減することができます。

具体的には、製造するために溶鉱炉等を必要として環境負荷が高い「鋼材」の代わりにCNFを加えた合成樹脂を利用します。

建築用の鉄骨や自動車のボディ、産業機械などにもCNF活用材料を置き換えることができます。それにより、材料製造時のCo2削減以外にも重量が鋼鉄の5分の1になるため輸送等の環境負荷も大きく削減が可能になります。

また、我が国は国土の面積の67%が森林という森林国です。そのため、CNFの材料となる「セルロース」が森林で毎年潤沢に生育しています。鉄の材料となる鉄鉱石は100%輸入ですが、セルロースは100%国内で賄えます。

京都大学の生存圏研究所が特許を取得し、日本が官民一体となって推進しているCNF活用材の本格的な実用化に期待したいと思います。StaySDGs!!
#sdgs  #CNF #京都大学

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