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『箱根本箱』|月15万円の自炊日記#158

2023年12月29日(金)~2024年1月2日(火)。
実家が消滅し(マンション売却、母はサ高住へ移住)、盆暮れ正月に儀式的・形式的に家族で集まる習慣が消えてから、すごく気がラクになった。
実家で気の抜けた正月番組と蟹やら餅やら食べ続ける生活をしていると、必ずブサイクになる。


レンジ復旧

金曜日は、待ちに待ったオーブンレンジの修理の日。
昨晩、東芝のカスタマーセンターからお電話いただき、午前中に修理してもらえることになった。
担当者が来てから、たった小1時間で原因分析・部品交換が完了。さくっと修理してもらえ、保証期間だったので費用も無料だった。
レンジのない生活は地味に不便だったので、ホントよかった。
東芝さん、ありがとう!

この日の写真はないけど、多分、レンジでチンできる何かを食べたはず。

うなぎ

2023年も残すところあと2日。
ジムにでも行こうかと思ったが、すでに休業に入っていた。
残念なのと、ちょっとほっとしているのと半々。(運動するのめんどくさすぎる。)

せめてもの運動にと隣の駅まで歩き、お正月用の紅梅を3本購入。
ついでにチューリップも飾る。
チューリップって、春の花だと思っていたが、実は冬の花。4月になる頃には、店頭ではみかけない。

大晦日の写真。孤独のグルメ放映中。

大晦日、三が日以外はわちゃわちゃしないでごく普通に過ごしたいが、なんとなく目に留まった某割烹料理店監修の鰻の真空パック(2,000円ぐらい)を購入した。夫はうなぎ嫌いなので、自分の分だけ。
予想よりタレが甘くなくて、美味しかった。でも、どうせならうな重はお店でもったいぶって食べたいので、今日だけの体験だと思う。

そういえば、ぴったりな丼をもってないんだよね。

あと、牛タンも何となく手に取ってみた。
これも普段は食べない。なんとなく失敗しそうだから。
でも、広島の檸檬を絞りまくって食べたら、意外に美味しかった。
また買ってもいいかも。

グリルで焦げるまで焼いた。

大晦日

大晦日は、寿司岩でいつもよりちょっといい特選2人前を購入。
あまりの混雑ぶりに、三越に滞在したのはほんの15分程度。
私は予約していたから無事に手に入れることができたが(その予約の電話も何回も何回もかけてやっとつながった!)、飛び込みの人はネギトロ巻きしか買えないようだった。
気の毒ではあるが、大晦日のデパ地下を甘く見すぎている。

ここの卵焼きが一番好き。
TIME&STYLEのミニ重箱が活躍。
必死の思いでゲットした海老とローストビーフサラダ(中央)。アボガドサラダだけは作ったけど、へとへと。箸袋の向き逆?
前日につくった黒豆と焼いた合鴨(胸ともも)。疲れた。

二人だけの大晦日。
もはや親から電話さえかかってこない。というか、こんな日は自分から電話すべきだろうか。
別に不仲じゃないんだけど、気が付いたらこうなっていた。

この日は、何度も何度も催促してリビングに散在する夫の私物(薬、上着、お土産でもらったけど使っていないいろんなもの等)を新しいチェストに収納してもらった。
45Lのゴミ袋3袋分の不用品が消え、かなりスッキリした。

大晦日はダラダラ飲んだり食べたりしてもいいのだが、元旦から温泉旅行のため、22時頃には就寝。紅白は今年も1秒も見なかったな。

『箱根本箱』のお料理

元旦から1泊2日で強羅にある『箱根本箱』に宿泊。

景色も温泉も、宿のいたるところにある本ももちろん楽しみだが、何よりも期待していたのは「オーベルジュ」の名のとおり食事!
部屋着+スッピンのいつでも寝れる体制のままワインと美味しいお食事がいただけるなんて最高。

クラフトビールでスタート。瓶が可愛い。
コンセプトの解説とともにお料理がサーブされる。みんな最初は聞いてるけど、お酒が進むと半分聞いていない様子。
「野菜」のスープ。滋味。
ひつじ。
白ワインとカブのお料理。
ヤリイカ。
悩みに悩んだ結果、ブルゴーニュをボトルで。
キンメダイ。皮美味い。
そろそろお腹が苦しい。
カンパチの漬け丼的な。

お料理の解説はよく理解していないが、どれも美味しかった。私も夫も大食いではないので、量もちょうどよかった(むしろ多かった)。
ただし、コンセプトのはっきりした宿なので、旅館的な料理を期待する方やたくさん召し上がりたい方には、物足りないかも。
でもまあ、そういう人は、わざわざここを選ばないもんね。

『箱根本箱』のお風呂・温泉

早めに自宅を出たのだが、箱根神社の参拝客で大渋滞しており、15:00チェックインの予定が、18:00を過ぎてしまった。
ほんとは、温泉に入って、ビールをのんで、宿を散策して、本を読みながら昼寝したかったのだが、なんとか湯につかる程度で夕食前は慌ただしく、あまりゆっくりできなかったのが悔やまれる。

素敵な内装は他の方の投稿でご確認くださいませ。
露天風呂、貸し切り状態。ラッキー。
写真撮り忘れたけど、お部屋のお風呂も気持ちいい。

私のように、普段、シャワーだけで湯船につからない人は、突然温泉に入ると湯あたりを起こす。
そのため、私は1週間前から、面倒でも自宅の湯船につかり、温泉トレーニングを重ねてきた。
一方、夫はトレーニングなしで温泉にチャレンジしたため、案の定、湯あたりを起こしていた。
せっかく、素敵なお部屋でワインやハイボールをゆっくり飲む機会だったのに、夕食後は30分ももたず、爆睡していた(もったいなくない?)。
私は一人になってしまったので、飲み切れず部屋に持ち帰ったブルゴーニュワインを飲みながら、部屋にあった本をめくって過ごした。

二人だけど一人の時間が楽しかった。

帰宅

5時ごろ、目が覚めたので、部屋の露天風呂に軽く入り、二度寝。
自宅には猫の額ほどのベランダしかないので、屋内と屋外をゆるやかにつなぐベランダがあるとぜいたくな気持ちになれる。
やっぱり掃除がめんどうでも、ベランダは広い方がいい。

動物性タンパク質はあるがどことなく精進料理的な朝食。私にはちょうどいいが、朝からご飯お代わりする方は足りないと思う。

昨晩、パンについてきたオリーブオイルが美味しかったので売店で2本購入しチェックアウト。
お正月価格だし、そこそこのワインを頼んだため、刺激的な金額だった。
しかしながら、調子に乗って、シャンパンハーフとか入れなかったので、予算をやや下回るお会計となった。

お正月の雰囲気に飽き飽きしている私にとって、普段の延長でサービスしてくれる『箱根本箱』はベストな選択だった。
最後のスタッフの方のお見送りも適度にさっぱりしていて、ちょうどよかった(盛大なお見送りが苦手……)。
『箱根本箱』さん、ありがとうございます。

帰宅時の天気は雨。そして箱根駅伝のため一部通行止めになり、それなりに険しい坂道で30分待機させられた。
途中、どうしても我慢できなくなり、お手洗いを探しに沿道に出たら、応援のためにベストポジションを陣取っていたおじさまから邪魔だとしかられた。たしかに邪魔だったかも。でも、一瞬立ち止まっただけなのにそんなに怒ることなのだろうか。

甲子園も箱根駅伝も、学生スポーツの盛り上げ方、取り上げ方には賛否両論あるが、あの調子では絶対に無くならないと思う。
沿道から怖いぐらいの熱気というか、執着が伝わってきた。

箱根駅伝の関門を通過したあとは、高速もスイスイ進み、夕方前には自宅に着いた。
いつもの狭い浴槽でシャワーを浴び、嫌がる夫にすき焼きを作らせ、再びワイン(この日はマルゴー)を飲んでまったりした。

肉をケチらなくてよかった。

コロナにもインフルにも罹患せず、箱根1泊2日のミッションを完遂できた。
楽しかったー。
来年もこんな風にお正月を迎えたい。

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