夢の記録(20/3/29)
2020/3/29に見た夢
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母と東北に来ている。
「怖い寸劇が見られる」とネットで噂のホテルがあるらしいのだ。ホラー好きの母が嬉々としている。雪の中、地図アプリでホテルを探すが見つからず、わかっているのは「合言葉をスマホで入力すると出現するらしい」という情報のみ。
その合言葉はネットスラングが多用された怪しいものだったので、ホテルの噂は嘘なんじゃないかと思えてきた。なんとなく胸騒ぎがして止めようとしたが、もう母が合言葉を送信していた。急に目の前に建物が現れた。
それはピンクのネオンが煌めくお寺のような和式建築で、お婆さんが2、3人ほど笑顔で出迎えてくれた。畳の部屋にはもうすでに30人ほど座っている。皆、何かを待っているようだ。
寸劇が始まった。お面をつけて藁の服を着た人たちが、客席で舞を踊る。不気味な舞だった。終わる頃には夜も更けていた。部屋に戻って眠りについた。
翌日午後5時ごろ、部屋で謎の置物のレシピを手に入れた。置物を作って枕元に置くと加護があるらしい。早速材料を集め始める。宿の女将さん(見た目が祖母)に聞くと、レシピには色々なルールがありそれを侵すと罰が下るらしい。期限は今夜中。
まずは置物の土台となる容器を探す。丁度いいサイズのものがなく、終いには墓前に飾ってあるお供物に手を出そうとして叱られた。結局その辺にあったプラスチックの容器を使うことにした。
女将さんから、材料である念仏書とやらをもらった。「みんな貰っていくからもう在庫がこれしかないのよね…」と愚痴っていた。念仏の始めの文字が「犬」だったことだけ覚えている。
所定の場所で砂や石をかき集める必要があるらしい。夜までに完成させなくてはならないと焦る。
材料を容器に入れて部屋まで帰ろうとしたら、後ろから知らない子供が付いてきた。鬱陶しいし急いでいるので振り払おうとしたが、ずっと追いかけてくる。部屋に向かっているはずなのに、永遠にトイレと風呂場が続いていて辿り着かない。
そうこうしている間に、子供が私の持っている置物に尿を引っ掛けた。砂が溶け出し、もう使い物にならなくなってしまった。どうしよう、このままだと今晩までに間に合わない。
その時、昨日の舞がふと頭をよぎった。ネットで話題の怖い寸劇、不思議な舞、レシピ通りにつくらないと罰が下る置物…
何とも言えない悪寒がして振り返ると、最初に出迎えてくれたお婆さん3人と、子供がこちらを向いてニッコリと笑っていた。
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