カシオペアの丘で 上 (重松清)
カシオペアの丘ーと名付けた。
フェンスを乗り越えてカシオペアの丘を後にする4人を、観音像は動かない微笑みをたたえて見つめていた。
小学四年生のトシ、シュン、ミッチョ、ユウは立ち入り禁止のフェンスを乗り越え、丘へと向かった。
満点の星空を見上げながら、トシが言う。
「この丘になにが出来たらいいと思う?」
せーの。
「遊園地」
そして4人は大人になった。
そこから始まるこのお話。
許されたい人、許したい人。
生きるとは何か、命とは何か。
そんなものを伝えようとしている作品。
下巻に続く。
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