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みんな間違ってる?!正しいロウリュのやり方

正しいロウリュのやり方

昨今のサウナブームによってセルフロウリュ(自分自身でヒシャクを使い、サウナストーンに水をかける行為)ができる施設が増えています。施設は増えているのにロウリュの基本的なやり方や最低限のマナーについて知っている人が少なすぎ!!!との声を最近よく聞きます。
そこで本日は意外と皆さんが知らないロウリュのやり方について簡単に説明したいと思います。

そもそもロウリュってなに?

ロウリュ(löyly)とは、サウナ発祥の地であるフィンランドのサウナ入浴方法で、ストーブの上で暖められたサウナストーン(香花石)に水をかけて蒸気を発生させることをいいます。 蒸気を発生させることで、サウナ室内の湿度、体感温度が上がり発汗を促します。

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意外と混同しやすいサウナ用語 ロウリュ・アウフグースの違いについて

ロウリュとは、上記で記述したとおり熱したサウナストーンにアロマ水などをかけることをいいます。フィンランド発祥で、ロウリュとはフィンランド語です。あくまで「サウナストーンに水をかけるところまで」をロウリュといいます。

アウフグースとは、 ロウリュを行なった後に、立ち昇った蒸気をタオルなどであおぐ行為のこと をいいます。ドイツ発祥で、「アウフグース」とはドイツ語であり、日本ではアウフグースのことを「熱波」と呼ぶサウナ施設もあります。「熱したサウナストーンにアロマ水などをかけて、立ち昇った蒸気をタオルなどであおぐ」とは、いうなれば、「ロウリュをした後にアウフグースをする」 ということであります。

簡単にまとめるとサウナストーンに水をかけ蒸気を発生させるのがロウリュ。その蒸気をあおいで攪拌させるのがアウフグースです。

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基本的なロウリュのやり方

1:周囲に声かけをする
先ずはまわりにひと声かけましょう。ロウリュを行うと急激に室内の温度が上昇します。先ずはサウナ室内の方に『ロウリュしてもよいですか?』のひと声がマナーです。またアロマの中にはアレルギー反応を起こす可能性がある物もあるので、一言声をかけておくことでトラブルを防げます。

2:サウナストーンに水をかけるときは、なるべくゆっくりと。
サウナストーンに水をかけるときはなるべくゆっくりとかけましょう。なぜゆっくりなのかというと2つ理由があります。 1つ目は、ゆっくりかけることによってゆるやかに蒸気が発生し、 サウナ室内の温度がゆるやかに暖まることによって より心地よい暖かさを楽しめるからです。 2つ目は、一気に水をかけてしまうとストーブの形状によって壊れる元となるからです。 この2点の理由により、サウナストーンに水をかけるときはなるべくゆっくりとかけるようにしましょう。

3:全てのサウナストーンに水を行き渡らせる。
蒸気が発生するメカニズムはあっつあっつのサウナストーンに水をかけることによって 水が蒸発をし、蒸気が発生します。 なので1つの場所だけに水をかけてしまうと、サウナストーンの温度が下がっているので 蒸気が発生しません。かけるときはなるべく全てのサウナストーンに水を行き渡らせましょう。

以上3点がロウリュのやり方です。 簡単にまとめると周囲の人に声かけをし、なるべくゆっくりと全てのサウナストーンに水を行き渡らせるようにかけていきましょう。

ロウリュ時の注意点

①サウナストーンに水をかけるときは なるべく奥のサウナストーンから水をかけよう。
近くのサウナストーンから徐々に奥のサウナストーンに水をかけていくと 最初に水をかけた場所の蒸気が手に当たり火傷する危険性があります。 なので、水をかけるときは奥からかけていきましょう。

②ロウリュをやりすぎないようにしよう。
ロウリュをやりすぎてしまうと ストーブの温度低下を招くこともあります。 じゃあ、どのぐらいロウリュすればいいのかと 疑問に思う方も多いと思います。正直サウナストーブの大きさによって何分に一回、何杯すべきなのかは変わってしまいますので一概に断言することはできません。(基本的に多いのはロウリュ感覚は10分開ければ良く、一回あたりの量はヒシャク2〜3杯 )私がロウリュする目安として心掛けている点はロウリュしたときにサウナストーンから 「じゅー」と蒸発している音が聞こえなくなったら ロウリュをするのはやめるようにしています。

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最後に

以上が基本的なロウリュのやり方でした。ロウリュをすることによってもちろん危険性は増すのですが、それ以上にサウナの楽しさ良さを体感できます。
本場フィンランドでは「ロウリュにはサウナの魂あり」と言われているほど重要視されているサウナの楽しみ方の一つです。
是非今回の記事のやり方、注意点を守って最高のサウナ生活を満喫しましょう!

みなさんにとって サウナがライフスタイルになりますように。
また次回の記事をお楽しみにーーー!

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